山口県、県庁舎のトイレを洋式化へ ほぼ全て改修、和式は1フロア男女1カ所ずつに
山口県は県議会総務企画委員会で、2025年度から2年間で県庁舎(山口市)のほぼ全てのトイレを洋式化する方針を明らかにした。職員アンケートで洋式の利用と増設を望む声が多かった。また、庁舎内の冷暖房の運転開始時刻も前倒しし、働きやすい環境づくりにつなげるとしている。 山口県内自治体で冬のボーナス トイレ洋式化の対象施設は本館棟、厚生棟、議会棟、警察棟。業務に支障が出ないよう土曜と日曜に温水洗浄・暖房付きの洋式に改修する予定。県管財課によると、本館棟と厚生棟の大便器は男女計204基あり、うち洋式は55基。県庁舎ができた1984年当時は洋式が22基しかなく、近年は少しずつ洋式化を進めていた。 県が職員を対象に10月に実施したアンケートでは、回答した1329人のうち6割超の826人が洋式の利用を希望。自由意見の欄では洋式の増設を望む声が209件に上った。一方で和式を残してほしいという声もあったため、1フロア男女1カ所ずつ和式を残す方針という。
中国新聞社