池内淳子が演じた病身のおきぬ「愛する男に今の自分ができる精いっぱいの化粧。これが最後の化粧になるんです」(鈴木敏夫)
池内淳子(C)共同通信社
【鈴木敏夫 新・映画道楽 体験的女優論】 池内淳子編(7) ◇ ◇ ◇ 「沓掛時次郎・遊侠一匹」(1966年)の後半。病身のおきぬ(池内淳子)は、これ以上時次郎(萬屋錦之介)に世話をかけたくないという思いから息子の太郎吉とともに姿を消した。それから1年後...
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