青学大の太田蒼生はハーフマラソン、東洋大の石田洸介は1万メートルにエントリー…5月9日から関東インカレ
関東学生陸上競技連盟は24日、第103回関東学生陸上競技対校選手権(関東インカレ、5月9日~12日、東京・国立競技場ほか)のスタートリストを発表した。 今年1月の第100回箱根駅伝で2年ぶり7度目の頂点に立った青学大は、3区で日本人歴代最高タイムで区間賞を獲得した太田蒼生(4年)は男子2部ハーフマラソン、2区区間賞の黒田朝日(3年)は同1万メートル、期待のルーキー折田壮太は同5000メートルなどにエントリーした。 箱根駅伝2位だった駒大は、主将の篠原倖太朗(4年)は5月3日の日本選手権1万メートルにエントリーしており、関東インカレにはエントリーしなかった。また、佐藤圭汰(3年)も関東インカレにエントリーしていない。 大阪マラソン(2月25日)で日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した国学院大の平林清澄(4年)も今大会のエントリーを見送った。 5000メートル元日本高校記録保持者の東洋大の石田洸介(4年)は男子1部1万メートルにエントリー。石田は昨季の学生3大駅伝はすべて欠場したが、今季、復調。4年目で関東インカレ初出場となる石田の走りが注目される。 女子1万メートルで日本歴代3位(30分45秒21)の自己ベストを持つ拓大の不破聖衣来(4年)は女子1部1万メートルにエントリーした。 昨夏のブダペスト世界選手権日本代表の筑波大・鵜澤飛羽(4年)は男子1部200メートルと400メートルリレーに、東洋大の柳田大輝(3年)は400メートルリレーにエントリーした。 関東インカレは1919年に第1回が行われ、今年が第103回。1920年に始まり、今年1月に第100回大会が行われた箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で総得点を競う。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年に入れ替わる。1部と2部は短距離などを含めた総合力で決まるため、青学大、駒大、国学院大など長距離をメインに強化している大学は2部に属している。女子はすべての学部生が1部、大学院生が2部で争い、入れ替えはない。
報知新聞社