「心から信頼に応えたいと思っていることが分かる」決勝弾の上田綺世にフェイエ指揮官も期待「素晴らしい中心選手になると思う」
「必ずその報いを受ける。それが今日だった」
勝点3をもたらす大仕事をやってのけた。 上田綺世が所属するフェイエノールトは現地3月17日、エールディビジ第26節でヘーレンフェーンと敵地で対戦。3-2で逆転勝ちした。 【動画】値千金の決勝弾! 上田綺世の絶妙フィニッシュ 決勝点を挙げたのは上田。2-2で迎えた75分にサンティアゴ・ヒメネスとの交代で途中出場した日本代表FWは、終了間際の88分に狙いすましたグラウンダーのシュートでネットを揺らしてみせた。 昨年9月の第4節・ユトレヒト戦以来となるゴール。オランダメディア『Voetbal International』は、「アルネ・スロット監督は、上田綺世の努力がついに報われたことを喜んでいる」と報じ、指揮官のコメントを伝えた。 しばらくゴールから遠ざかっていた上田について「彼はかなり長い間、この問題に苦しんできた」という。「充実の時間を過ごしているとは思うが、まだそれほどプレーしていないし、チームにとって重要な存在になるにはまだ成功が足りていない」とも語る。 一方で「素晴らしい中心選手になると思う」と期待を寄せている。 「チャンスを逃した時や、ドレッシングルームに入る時の態度を見れば、彼が心から信頼に応えたいと思っていることが分かる。 結局のところ、私がいつも選手たちに求めるのは、一生懸命に頑張ってほしいということで、彼はそれをやってくれている。遅かれ早かれ、必ずその報いを受ける。それが今日だった」 目に見える結果でチームの勝利に貢献した上田。代表ウィークを挟んで、クラブに戻ってからも、持ち前の決定力で存在価値を示したい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部