菅野美穂、衝撃展開の最終回への思い「いざ撮影したら手応えを感じた」<ゆりあ先生の赤い糸>
菅野美穂が主演を務める木曜ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終話が、12月14日(木)夜9:00から放送される。 【写真】菅野美穂“ゆりあ”が虚ろな目をしている後ろから、そっと抱きしめる松岡茉優“みちる” ■第8話で視聴者を動揺させた2つのできごと 12月7日放送の第8話では、どんな困難にも果敢に立ち向かってきた主人公・伊沢ゆりあ(菅野)が乳がんを患っていることが発覚した。夫・伊沢吾良(田中哲司)が昏睡状態から目覚め、快方に向かい始めた矢先、突然降り掛かった非情な運命…。 しかし、視聴者を動揺させたのはゆりあの病気だけではなかった。がん告知を受けたゆりあは、プロポーズしてくれた若きイケメン便利屋・伴優弥(木戸大聖)との「幸せに満ちた禁断の恋」を終わらせることを決意。 思い悩んだ挙げ句、ゆりあは病気のことは隠し、別れを切り出す。かたや、優弥も納得がいかないものの、ゆりあの幸せを一番に願い、彼女のもとから去っていくことになる。 ■夫の彼氏・稟久が常軌を逸した行動に 吾良を介護するために同居生活を送る中、さまざまな衝突やトラブルをひとつずつ乗り越え、一時は本物の家族さながらの絆を築き上げつつあった疑似家族たち。しかし、言葉を発するまでに回復した吾良が、愛する“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)を自由にさせてあげたい一心でついた嘘が発端となり、“家族”はバラバラに。 吾良の“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)の次女・小山田みのん(田村海夏)を自分の子だと認める告白に、ショックを受けた稟久は家を飛び出し、新たな恋を育み始める。 残された“家族”たちが病を抱えたゆりあを全力でサポートしようと結束する中、吾良への愛憎の念にさいなまれる稟久が“常軌を逸した行動”に出てしまう。大切な人を強く想うがゆえに、もつれてしまう感情の糸。疑似家族の結末が、最終話で明らかになる。 ■菅野美穂「登場人物がみんな、いびつだけど人間らしくて、憎めない」 登場人物たちが最後の最後まで右往左往しながらも、それぞれ愛する人たちを心から思い、新たな道を切り拓いていく「ゆりあ先生の赤い糸」。 主人公・ゆりあを全身全霊で演じた菅野も「登場人物がみんな、いびつだけど人間らしくて、憎めない!介護のために血の繋がらない“家族”が同居するというシリアスな状況でありながらも、お芝居で皆さんと掛け合っていると、私もつい笑ってしまって…。本当に撮影が楽しかったですし、たくさんの方に元気になってもらえるようなドラマになったんじゃないかなと思います」と、清々しい笑顔を浮かべた。 そんな菅野に最終回の見どころを尋ねると、「紆余曲折を経て、稟久くんが吾良さんへの想いを爆発させます!さらに、別れたゆりあと優弥はどうなるか…。台本を頂いた時から『実際に撮影したらどうなるんだろう!?』と、ドキドキしていました。いざ撮影したら手応えを感じたので、私もドラマとして見るのを楽しみにしています」と、期待高まる返答が返ってきた。 ■最終話 あらすじ 昏睡状態から目覚めた吾良がみるみる快方に向かう中、今度は自分が乳がんを患っていることが発覚したゆりあ。彼女は病気のことは隠し、プロポーズしてくれた“禁断の恋”の相手・優弥に別れを切り出すことに。納得がいかないものの、ゆりあの幸せを一番に願い、彼女のもとから去っていった優弥。 一方、愛する優弥の幸せのために苦渋の決断を下したゆりあは、簡単には癒えない悲しみに必死に抗いながら、彼の連絡先を削除した。一時は心の底から“運命”だと感じた恋に、きっぱりと区切りをつけようとする。 伊沢家で山あり谷ありの同居生活を送ってきた吾良と姑・伊沢節子(三田佳子)、みちるとその娘たちは、病気になったゆりあを全面サポートし、これまでの恩返しをしようと結束。 辛口ながらも、ゆりあのことを大切に思う実姉・泉川蘭(吉瀬美智子)や、これまで“家族”を引っかき回してきた吾良の妹・伊沢志生里(宮澤エマ)もそれぞれのやり方で、ゆりあに手を差し伸べようとする。 しかしその矢先、みちるの次女・みのんを自分の子だと認めた吾良の告白にショックを受け、家を出ていった稟久が突然、寝静まった伊沢家に忍び込む。 吾良の告白が「愛する稟久を自由にするための嘘」だったとはつゆ知らず、愛憎の狭間で感情をこじらせる稟久。彼は、吾良とゆりあに対し、“常軌を逸した行動”に出る。