国内最高齢のアムールトラ「アオイ」腎不全で死ぬ 2010年には3匹の赤ちゃん産んだ『ママ虎』京都市動物園
京都市動物園で飼育されていた国内最高齢のアムールトラが、きのう死にました。19歳でした。 【画像を見る】3匹の赤ちゃんトラと、母のアオイが触れ合う姿 その後アオイは国内最高齢のアムールトラとなった 京都市動物園によりますと、19歳でメスのアムールトラ「アオイ」は、先月から食欲が不安定となり、今月に入ってからは注射を打っても眠り続けるなど寝る時間が多くなっていたということです。 今月6日に投薬治療を始めましたが、その後もてんかんの発作が確認されるなど体調は回復せず、9日午後、死にました。 死因は「腎不全」だということです。19歳は、国内で飼育するトラの最高齢でした。
アオイは、繁殖のために2005年に静岡県の動物園から来園。2010年にはオスの「ビクトル」との間に3匹の赤ちゃんを産み、育て上げました。 当時の映像では、出産前に横を向いて体をよじり、苦しそうにも見えるアオイの姿。1匹を生んだ後あと、丸一日経って2匹目、3匹目を生み、飼育担当者を驚かせたということです。 これで京都市動物園で飼育するアムールトラは1頭となり、日本国内では25施設で49頭が飼育されているということです。