高すぎ…小学校受験の費用は200万円以上? 55万に抑えた我が家が「やらなかったこと」
③塾はかけもちしない 小学校受験では、塾をかけもちしているご家庭が大変多いです。メインのお受験教室の他に、体操教室・絵画教室、個別の家庭教師をつけている方もいらっしゃいました。もちろん多方面から対策をした方が心強いのですが、それだと多額の費用がかかってしまいます。 わが家は塾のかけもちはせず、お受験教室ひとつだけでした。ただ、まわりのお友達がたくさんの塾に通っている中、やはり不安は隠せません。ですので、通っている塾の授業を「徹底的にやり込む」ことにしました。もらったテキストや受けた模試は何度も復習し、苦手分野は市販ドリルも使用する。そうすることで、塾をかけもちせずとも、十分な対策ができたと思っています。
本当に大切なのは、塾ではない
小学校受験の対策をする上で、本当に大切なのは塾ではありません。塾ではなく、家庭学習がいちばん大切だと思っています。 なぜなら、塾はただ「教えてもらう場所・子どもの今の力を知る場所」だから。塾で教えてもらったことを家庭で復習し、塾で知った「子どもの苦手分野」を家庭で何度も練習することで、はじめて子どもが成長するんです。子どもの力が身につく場所は、塾ではなく、常に家庭だと思います。 以前のコラムで遊びながらできるお受験対策を紹介しているので、是非取り入れてみて下さい。
「お金をかければ合格する」わけではない
当たり前ですが、お金をかけたからといって志望校に合格するわけではありません。200万円かけても不合格になる場合は当然あるし、55万円でも、なんなら塾に通わなくても(つまり0円でも)合格できる場合もあります。 とはいえ小学校受験の世界にいると、金銭感覚がマヒする瞬間があります。特に試験直前は、不安な気持ちが高ぶるので、余計に「青天井」になってしまいやすいもの。 ですが、教育費は小学校受験で終わりではありません。今後、子どもが成長するにつれて、さらに必要になってくるでしょう。塾やまわりに流されて、不要なお金を使いすぎることのないように。子どもにとって「本当に必要なもの」にお金をかけるため、子どものことをよく見て取捨選択することが大切だと思っています。 みなさんはどのような方針で教育費をかけていますか? ぜひご家庭でも話し合ってみてくださいね。
【Profile】すみれ(@suuuumam0513)
小4男子、小2年男子の二児の母。自身は中学受験を経験し、私立中高一貫校を経て大学へ。 出産を機に退職し、現在はフリーランスのWebライター、企業のインスタ運用を受託。 著書に「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle) Instagram:@suuuumam0513 ブログ:お金をかけずに頭のいい子を育てる方法