迷子の男児保護 中学生に感謝状 茨城県警高萩署
迷子の男児を保護したとして、茨城県警高萩署(林崎真署長)は9日、同県高萩市立高萩中3年、中野葵平(きっぺい)さん(14)に感謝状を贈った。 同署などによると、中野さんは3月20日午前11時15分ごろ、同市高萩のJR高萩駅南側にある跨線橋(こせんきょう)の中央付近で、行き交う電車を眺めていた男児(4)を見つけた。周辺に保護者が見当たらなかったり、男児が道路の方へ走り始めたりしたため、危険を感じて男児を保護した。その後、男児を抱っこしながら近くの高萩駅前交番に送り届け、事件や事故の被害を未然に防いだ。 中野さんは「勇気を出して話しかけた。無事に家族の元に届けられてよかった」と話した。林崎署長は「勇気ある行動が事件や事故から守ってくれた。本当にありがとう」と謝意を示した。
茨城新聞社