「メルセデスを抑えてフィニッシュ」角田裕毅、絶妙ピットインが奏功した7位入賞を欧州メディアが称賛!首脳陣も高く評価
F1第6戦のマイアミGPが現地時間5月5日(日本時間6日)に開催され、角田裕毅(RB)が今季2度目となる7位入賞を果たした。大会2日目のスプリントでの8位と合わせ、同GPでは7ポイントを得ることとなった。レースは、ランド・ノリス(マクラーレン)がF1参戦110レース目にして初優勝を飾っている。 【動画】角田裕毅がまたも入賞!絶妙なピットストップで7位に浮上したシーンの映像 角田はスタートで9番手に上がると、その後も中団をキープ。我慢の走りを続けながら迎えたレース中盤、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)とケビン・マグヌッセン(ハース)の接触からセーフティカー導入となったタイミングでタイヤ交換に飛び込み、7位でコースに復帰。レース再開後はルイス・ハミルトン(メルセデス)にかわされるも、そこから再度7位のポジションを取り戻すなど、粘りのレースを展開した。 6位ハミルトン、8位ジョージ・ラッセルというメルセデス勢の間に食い込むという、見事なリザルトを残した角田。2レースぶり、今季3度目の入賞となったマイアミGPの結果には、多くの賛辞が贈られている。 欧州メディア『PlanetF1』では、「ユウキ・ツノダがまた力強いレースでチームに貴重なポイントをもたらした。日本人ドライバーは7位まで順位を上げ、メルセデスを抑えてフィニッシュすることにも成功した」とパフォーマンスを高く評価。 さらに、スプリントでは4位に入るも、決勝では15位と、またも明暗分かれることとなったダニエル・リカルドとの差にも触れ、「土曜日にはリカルドが見出しを飾ったかもしれないが、ツノダは再び2人の中ではより安定していることを示した」と振り返っている。 また、英モータースポーツサイト『Pitpass.com』では、RBチーム首脳の声を掲載。車両責任者を務めるギョーム・デゾテューが、「ユウキは素晴らしい走りを見せ、6ポイントを追加して合計12ポイントを獲得した。これは驚くべき結果だ」と述べたとする、喜びのコメントを伝えている。また、「第1スティントではユウキとロングランを行い、12周目の他のマシンのピットインには反応しないことにした」とするレース戦略を明かしていたことも紹介している。 序盤から上位に食らいついていった角田の走り、そしてタイヤ交換のタイミングなどピットの判断が好結果をもたらしたレースとなった。次レース以降、2週間後から始まるヨーロッパラウンドでもRBがどんなレース展開をみせるか、非常に楽しみだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]