あの〝天才〟の親戚。礒貝飛那大は今秋のフットサルW杯出場を目指す!
サッカーでテクニカルなMFとしてプレーしてきた経験は、フットサルでも生かされている。 「右利きですが、左足も使いますし、パスとキックの精度は自分の売り。全体のバランスを見てプレーすることはチームでも評価してもらえていると思う。課題は得点とアシストの数。来季は得点、アシスト共に2桁を目指してチームの勝利に貢献したい」 昨年12月、アルゼンチンとの親善試合で日本代表に初招集されたが、コートに立つことはできなかった。フットサルは今年9月にW杯(ウズベキスタン)を控えており、4月17日から28日にかけてタイで行なわれるW杯予選を兼ねたアジア杯(4位以上がW杯出場権獲得)も迫る。 「まずはアジア杯でのメンバー入りが目標です。前回の代表招集時には初めて会う選手ばかりで緊張も大きかった。ただ、みんなフレンドリーに接してくれて、練習などを通じてたくさんの刺激を受けました。 町田はポスト役のピヴォを置く戦術で、ピヴォを置かずに選手がローテーションするクワトロシステムの代表とは戦術が違うので、不慣れな部分もあります。ただ、(代表の)木暮賢一郎監督からもその中で良さを発揮してほしいと声をかけてもらいましたし、できることをやっていければと思っています」 将来はフットサル選手として海外でのプレーも夢だと語る礒貝。来季は弟の琉ノ介(GK)も、ペスカドーラ町田の2軍にあたるアスピランチへの加入が決まっており、今後のふたりの活躍次第では「礒貝」という名前が再び日本中に広まるかもしれない。 取材・文/栗原正夫 写真提供/本人 ペスカドーラ町田