大雪の青森市内、除雪用品一時品切れの店も ホームセンター「昨年より売れ行き増」
大雪が続く青森県内でスノーダンプなどの除雪用品がよく売れている。青森市内のホームセンターでは一時品切れとなる店舗も出ている。 6日、青森市内のあるホームセンターでは、スノーダンプ売り場に商品がなく「完売」や「入荷は未定」と記された張り紙が掲げられていた。同日、市内の別のホームセンターでも2種類のスノーダンプが1台ずつしか残っていなかった。この店舗ではプラスチック製の雪べらよりも、一度に多くの雪を運べるスノーダンプの方が人気のようだった。 サンデー青森浜田店(青森市)の中村徹販売主任は8日の取材に「12月の降雪の始まりとともに、今年はダンプもスコップも全般的に多く売れている。雪が少なかった昨年と比べて3割増しぐらい」と言う。 7日、同店でスノーダンプとプラスチック製の雪かきスコップを購入した市内の60代女性は「昨日行った店は品切れだったので探していた。ようやくあった」と安堵(あんど)の表情。「毎日(雪かきが)大変」とため息交じりで車に乗り込んだ。 青森市浪館前田の金物店「金物センター田沢」の店先には8日、カラフルなスノーダンプなどが多く並んでいた。同店は複数の卸問屋から除雪用品を購入して販売しているという。田沢征二代表(79)は「正月休み明けの6、7日は特に売れた。(今季の売れ行きは)雪が少なかった昨年に比べると1.5倍ぐらい。在庫もまだある」と語った。