人形生き生き漁村再現 伊予・双海地域の生活物語る118体 11月公民館まつりで展示(愛媛)
【昭和初期 自宅で結婚式・救護船 勇ましく海へ】 昭和初期の漁村の風景を人形で表現した作品が、伊予市双海地域で11月に開かれる2カ所の公民館まつりでお目見えする。学校や結婚式など10テーマを題材にした118体が、当時の様子を伝える。 古里の歴史を語り継ごうと、旧双海町の元教育長若松進一さん(80)が久万高原町の人形作家林智美さん(66)に人形作りを依頼した。2人は昨年、漁村の仕事や暮らしをテーマにした人形を制作しており、その続編となる。 今回は、みこしを担ぐ子どもたちや親類縁者が集まって自宅の広間で開かれた結婚式の様子などを紹介。学校の場面では、テストの点数を見て一喜一憂する児童たちの表情をきめ細かく表現している。
愛媛新聞社