泉房穂氏（2021年6月撮影）

　前明石市長で弁護士の泉房穂氏（61）が24日、カンテレの情報番組「newsランナー」（月～金曜午後4時45分）に出演。疑惑告発文書問題を巡り、兵庫県議会で不信任決議が可決された斎藤元彦知事の“製造者責任”について言及した。 【写真】有名女優２人の横で嬉しそうな斎藤知事 　斎藤氏はこの日、辞職・失職か議会解散の判断について週内に表明する意向を示し、どの道を選ぶか「ほぼだいぶ固まってきているが、考えたい」と説明。「これまでの思いとして4年間の任期を全うしたいということだ」とも述べた。 　泉氏は斎藤氏の進退について「すぐ決めないから、1週間（議会が）空転している。県知事として状況が分かってるんだから、決断は早い方が良い」とばっさり。「私としては、解散は筋が通らないので辞職か失職。おそらく失職を選ばれて、出馬するかどうか悩んではるんだろうと察します」と持論を展開した。 　知事選に向けて、各党の県議団で候補者の検討も進んでおり、泉氏は「県議会は完全に知事選モードに入ってますね。一気に動いてます。いろいろ人の名前が名前飛び交ってます」 　そう明かした上で、「私が言いたいのは、自民党と維新が担ぎはったのが斎藤知事ですから、ちゃんとそこについての責任なり、反省なりをどうなさるのかを聞いてみたい」と21年の県知事選で斎藤氏を推薦した自民、維新の責任について言及した。 　また、泉氏は自身に入ってくる情報として、県議の間では「議会解散はなくなったのではないか」というウワサが飛び交っていると指摘。真偽のほどは分からないとしつつ、「（斎藤氏）ご本人が選挙に出る気がありますので、県議選を行うと自分にとってのマイナス情報が県議選でずっといきますので、選挙に出るのであれば、県議選せずに再出馬ということじゃないか」と分析していた。