藤田菜七子「電撃引退」による競馬界の影響は…。女性騎手「ドミノ倒しの危機」の可能性も
“菜七子ルール”が逆差別になる可能性も
JRAではエージェント制の導入で、一部の有力騎手に有力馬の騎乗依頼が偏る傾向がある。今後、「女性だから乗せてもらっている」という穿った見方をする男性騎手が現れてもおかしくなく、“菜七子ルール”が逆差別になる可能性も否めない。 菜七子元騎手の突然すぎる引退、菜七子ルール、そして減量失敗などの影響で女性騎手に逆風が吹き続くことになれば、再び女性騎手がJRAから姿を消す事態に直面してもおかしくないだろう。女性騎手自らが“ドミノ倒し”の危機を止められるか、今後の動向に注目したい。 文/中川大河 【中川大河】 競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
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