「記者会見ではなくショータイムだった」米メディアは大谷翔平のド軍入団会見のどこに注目したのか…愛犬の名前「デコピン」には全社が食いつく
MLB公式サイトは、ズバリ「大谷の会見から我々が学んだ5つのこと」との見出しを取り、会見の注目ポイントを5つ列挙した。 1つ目は、「大谷が発表の前の夜に決断を下した」こと、2つ目に「大谷は開幕に打者として準備が整う」と、すでに素振りを始め、来年の開幕に「十分に間に合う」とコメントしたことに注目した。 3つ目は、「ドジャースは打順問題を解決する必要がある」とし、トップバッターとして定着しているムーキー・ベッツに続く、2番打者は、大谷なのか、フレディ・フリーマンなのか、について、ロバーツ監督に質問が飛んだことを取り上げた。ロバーツ監督は、「先日、選手たちとトレーニングルームにいて、フレディとショウヘイが他の選手とその場にいてフレディが私に爆弾を投げつけたんだ。『誰が2番を打って誰が3番を打つんだ』と。全員でそのことについて話し合わなければならないと思うが、どちらも素晴らしいオプションとなるだろう」と返答。大谷に2番と3番の選択肢があることを示唆している。 4つ目は「大谷はドジャースファンに注目」とした。 「過去6年間、エンゼルスにいてフリーウェイシリーズをプレーしてきたが、大谷は、ドジャースのファンがどのように特別でユニークなものなのかの多くを学ぶ必要があると感じており、彼は、それを楽しみにしていると語った」と記した。 そして最後の5つ目が、やはり愛犬の名前について。 「大谷のかわいらしい犬の名前はデコピン、しかし彼のことはデコイと呼ぶことができる」と愛犬の名前が披露されたことを紹介した。 またMLB公式サイトは、別記事では、大谷が会見で語ったドジャースを選択した本質に焦点を当てる記事を掲載している。 「この日の午後のテーマは、勝利へのこだわりと情熱についてだった。2度の満票でのア・リーグMVPを受賞し、3度のオールスター出場選手となった大谷は、MLBでの6シーズンで有り余る個人的な偉業を達成した。しかし、彼はまだポストシーズンでプレーする機会を得たことはなく、ましてや、勝ち越しのシーズンもない。彼のFAの決断は、最終的に勝つためのロースターが揃えられる最高の球団はどこかということになり、それが、過去11年で10度ナ・リーグ西地区を制して、毎年ポストシーズンで優勝を争うドジャースだと彼は感じた。だから契約にはドジャースの成功に極めて重要と見なしているウォルターオーナー、もしくはフリードマン編成本部長が球団を離れた際に彼がオプトアウトを行使できることを含めている」 大谷が真摯に丁寧に応じた入団会見でのやりとりは、ドジャースファンの心をつかんだことだけは間違いなさそうだ。