取材会でコンサートへ意気込み、自身の病気についても語った「HOUND　DOG」大友康平（カメラ・古田尚）

　ロックバンド「ＨＯＵＮＤ　ＤＯＧ」（ハウンドドッグ）の大友康平が２１日、大阪市内でコンサートＨＯＵＮＤ　ＤＯＧ　ＬＩＶＥ　Ａｕｔｕｍｎ　Ｓｐｅｃｉａｌ「僕の歌は、君の歌～Ｋ’ｓ　ｓｅｌｅｃｔｉｏｎ　２０２４～」に向けた取材会を行った。 　今年１月に早期の腎臓がんが見つかり、２月に手術を行ったことを公表。すでにステージ復帰を果たしロックツアーも行ったが、改めて病気について「運命として受け入れて、入院して治療をして手術をしてということで。本当は１か月くらいですぐに復帰しようと思っていたんだけど、医師の方々に２か月は静養の時間を作ってくださいと言われたので。ツアーを待ってくれていた関係者やファンの方には改めてお礼を言いたい」と感謝した。 　今回はアコースティックでの公演となる。大友は「自分の家のリビングに遊びに来てもらって、そこでなんかちょっと好き勝手やるようなテーマです。（値段の）高い絨毯（じゅうたん）を敷いて、リビング感を出すんですけど、すごく高い絨毯なので、それが一番緊張します」と笑わせた。定番曲はもちろんだが、大友がセレクトしたちょっとマニアックな曲も取り入れるそうで「イントロではちょっとわからないかもしれない。Ａメロの歌が入った瞬間に、お客さんも当時の音を瞬間的に映像で思い出せるような感じです。みんなに聞いてもらいたい」と、じっくりと歌に耳を傾ける時間をアピールした。 　これまでも「生かされている命」という言葉を大切にしていたが、病気を患い身をもって言葉の重みを実感。「健康診断は行ってください。早期発見がすべて解決する」と呼びかけた。 　コンサートは９月１４日～１６日まで、東京・Ｉ’Ｍ　Ａ　ＳＨＯＷで。同２１日～２３日まで神戸朝日ホールで開催される。