氷川きよしが独立&新会社「KIIZNA」設立 8・16&17東京公演皮切りにツアー開催
昨年から活動を休止していた歌手、氷川きよし(46)が27日、所属事務所の長良プロダクションから独立し、新会社「KIIZNA(キズナ)」を設立したと発表した。この日、同社のホームページを立ち上げて「新しい氷川きよしの世界を披露したい」と宣言。8月16、17日に東京ガーデンシアターで復帰公演を開催することも発表した。 【写真3枚】ビジュアル写真を公開した氷川きよし 新たな環境で再始動だ。活動休止に入った昨年元日から483日。氷川が新会社のHPで「新たなスタートとなり、決して生やさしい道ではございません」と強い決意を明かした。 2000年にデビューした氷川。「25周年記念コンサートツアー」と銘打ち、8月16、17日の東京公演を皮切りに3都市で開催することを発表。現状では、活動休止前最後の歌唱となった22年のNHK紅白歌合戦以来のステージとなる。 近年は演歌に加え、「限界突破×サバイバー」(17年)などロック系の楽曲にも挑戦。美意識の高い妖艶な衣装やメークなどでも新境地を開拓している。「新しい氷川きよしの世界を披露できるように精進して参ります」と約束。関係者は「自己プロデュースでこれまで以上に多彩なジャンルに挑戦することになるのでは」とみる。 新会社の名前は、自身の愛称「KIINA(キイナ)」に「Z」を加えた。「すべての絆があったからこそ今があります」などと強調。「『Z』はアルファベットの最後の文字。私の人生の最終章まで、皆さまが幸せになれるような音楽を届けていきたい!」と力を込めた。 長良プロにはデビューから24年在籍。独立は同事務所のHPでも発表された。関係者によると、心機一転の再出発を希望する氷川と事務所で話し合いを重ね、双方合意の上で独立が決定。芸名「氷川きよし」の使用継続や過去の楽曲歌唱など必要な調整もクリアした。ファンクラブは当面、長良プロが運営し、準備ができ次第新会社に移行する。 氷川は同事務所に対して「お仕事のチャンスや、ご指導を頂き、支えて頂き、感謝の念に堪えません」。さまざまな絆に感謝しながら、芸能活動の第2ステージへ突き進む。 ■氷川 きよし(ひかわ・きよし)
1977(昭和52)年9月6日生まれ、46歳。福岡県出身。2000年2月2日に「箱根八里の半次郎」で演歌歌手としてデビュー。同年の新人賞を総なめするなど一躍人気歌手となり、「演歌界のプリンス」と呼ばれた。06年の「一剣」で日本レコード大賞。「NHK紅白歌合戦」には00年から22年まで23年連続で出場し、08年には「きよしのズンドコ節」を大トリで熱唱。22年1月に「リフレッシュのため」同年大みそかをもって活動を休止すると所属事務所が発表した。