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大阪・泉大津市で開催されていた音楽イベント会場で6日午後、撮影用のクレーンカメラが倒れて観客を直撃し、女性客4人が負傷。転倒した瞬間を来場者が撮影していたカメラが捉えていた。一方、転倒理由について関係者は「土台が浮いた反動で客席側に転倒してしまった」と説明。業務上過失致傷の疑いの可能性もあるとみて、警察が捜査している。 【イメージ画像】「力の入れすぎで土台が浮いてしまって、その反動で客席側に転倒してしまった」という転倒理由を画像で見る

「血まみれの人がいっぱいいたと」

6日午後1時半、大阪・泉大津市で行われた音楽イベント会場で、観客が撮影していた映像。 会場が盛り上がるなか、突然倒れてきた撮影用のクレーンカメラが観客を直撃した。 映像をよく見てみると、あまりに突然のことに、観客たちが気づく様子もなかった。 その瞬間、偶然駆け寄った観客の1人が、事態を目の当たりにしてだろうか、頭を抱えている。 撮影ヘリからのリポート: ライブ会場で使われていたとみられる大きなクレーンが倒れました。警察による現場検証が行われています。 この事故で、20代から40代の女性客4人が負傷。4人は頭から出血するなどし、病院に搬送されたが、命に別状はないという。 倒れたカメラ付きクレーンは、高さ約11メートルで、重さは約240キロ。 多くの観客が集まるライブ中の事故で何があったのか? ライブに参加していた女性はこう話す。 ライブに参加していた女性: （先に行った友達が）ステージの前の方に行ってたんですけど、カメラが急にバーンって倒れてきて、血まみれの人がいっぱいいたっていうのは聞きました。友だちは目の前で見たって言ってました。なかなかフェスでそういうことないんで、ちょっと怖かったって言ってました。 ライブ参加者が撮影した事故前の映像では、ステージに押し寄せる観客をカメラ付きクレーンが激しく動きながら撮影している様子が捉えられている。 事故が起きたのは、この直後のことだった。

「反動で客席側に転倒してしまった」

クレーンを操作していたオペレーターは、20年近い経験があるベテランだったという。 撮影用クレーンを手配した会社の代表: 本当に今回に関しては操作ミスということになってしまいました。 クレーンカメラでお客さまの席の方に突っ込みながら、上下するにあたって、一番下の状態から急激にクレーンアップ、グッとあげる状態で、力の入れすぎで土台が浮いてしまって、その反動で客席側に転倒してしまった。 激しいアーティストさんの曲だったので、激しい動きをというところで、力を入れすぎてしまったということ。あってはならないミスなんですけれども…。 イベントの主催者はこう話す。 主催者: けがをさせてしまった皆さま、また、イベントに来場されていた他のお客さまも含めて多大なご迷惑と、ご心配おかけしてしまったことを深くおわび申し上げます。 また、事故後もイベントが続けられたことについてはこう言及した。 主催者: 運営会社を含めて協議をした結果、同様の事故が、クレーンのカメラを完全に撤去して使用しないという判断をした上で、イベントの継続を判断させていただいた次第でございます。 楽しいはずの音楽イベントで起きたまさかの事故。警察は、業務上過失致傷の疑いの可能性もあるとみて、捜査している。 （「Mr.サンデー」 10月6日放送より）