冬の味覚「養殖とらふぐ」赤潮乗り越え絶品の味に!甚大な被害乗り越えた長崎の知恵と工夫とは?
長崎放送
養殖とらふぐの生産量日本一を誇る長崎県。去年は赤潮が発生し、とらふぐも生産者も甚大な被害を受けました。旬を迎える中、長崎市内の飲食店ではとらふぐを堪能できる料理フェアが開かれています。赤潮の影響は? 【画像付きで読む】赤潮を乗り越えた現場の工夫とは 冬が旬のとらふぐ。長崎県は日本一の養殖量を誇ります。長崎市はとらふぐの消費拡大を目指し、地元の「長崎市たちばな漁協」や市内の飲食店と連携し「戸石とらふぐ料理フェア」を開いています。 長崎市たちばな漁業協同組合 玉井満参事: 「身がしまっています。豊かな海の環境のなかで育って、今年も美味しく育っています」 ■赤潮で8割が被害 昭和60年代からとらふぐが養殖されている長崎市の橘湾。しかし去年、海水温の上昇などが原因で7月中旬から8月上旬にかけて赤潮が発生し、長崎市戸石地区の生産者が養殖していたふぐの8割にあたるおよそ50万匹が死ぬという甚大な被害が出ました。 赤潮はことしも発生。しかし、現場で工夫を重ねることで被害は最小限に抑えられ、さらに身の締まった質の高いとらふぐに育ったと言います。 長崎市たちばな漁業協同組合 玉井満参事: 「例えばいままで1000匹入れていたところを半分とか7割とか減らして『薄飼い』することによって赤潮を抑えたり、海の状況を見ながら被害を最小限に抑えたことで生き残ったとらふぐなので、ものすごくいい魚に育っていますね」 ■とらふぐフェア 赤潮を乗り越え元気に育ってくれたとらふぐ。フェアの期間中は、長崎市内21の店舗がとらふぐの鍋や刺身などを提供しています。 久富アナウンサー: 「キラキラと輝いていてとらふぐ美しいですね。いただきます…」 「結構歯応えがしっかりあって。旨味もじわーっと口いっぱいに広がりました。とっても美味しいです」 こじま 川中康之社長: 「長崎が全国の生産量の50%以上を占めているということで、『ふぐ』とても美味しいので、県外の方も勿論ですけど長崎市内の方にもどんどん長崎のふぐの美味しさを知っていただければと思っています」
フェアは来年2月28日までの開催で、長崎市たちばな漁協のホームページでもふぐの刺身などを購入できるということです。
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