ラッセル・クロウ、ホラー映画の神父役を演じる落ち目の俳優を怪演 『ザ・エクソシズム』公開決定
映画『グラディエーター』(2000年)のラッセル・クロウが主演を務めた映画『ザ・エクソシズム』が、来年(25年)2月21日より東京・新宿武蔵野館ほかで公開されることが決定した。自身初のホラー映画主演作となった『ヴァチカンのエクソシスト』(23年)での神父役も記憶に新しいラッセル・クロウが、本作では、悪魔祓いが題材の新作ホラー映画で神父役に選ばれた落ち目の俳優を怪演している。 【画像】映画『ザ・エクソシズム』場面写真 監督は、悪魔祓い映画の金字塔『エクソシスト』でカラス神父役を演じた俳優ジェイソン・ミラーの息子であり、制作秘話伝説として語り継がれる父が体験した「エクソシストの災い」を知るジョシュア・ジョン・ミラー。 スクリーム・クイーン女優だった母スーザン・バーナードに捧げた『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』同様、苦難の中、神父役を演じ切った父を讃える映画として、『エクソシスト』へのオマージュはもちろん、劇中の娘が見る悪魔に取りつかれた俳優の父の姿には、災いに取りつかれたような人生を送った俳優の父を実際に持った監督の想いが込められている。 さらに、「ハロウィン」シリーズのビル・ブロックと「スクリーム」シリーズのケヴィン・ウィリアムソンがプロデュースを務めたほか、『イット・フォローズ』の美術スタッフ、『ジェーン・ドウの解剖』の音楽スタッフ、『マッドマックス フュリオサ』のカメラマンと名実ともに最高のスタッフ陣が驚愕の恐怖映像を実現するために集結した。 物語は、長年依存症に苦しんできた俳優アンソニー・ミラー(愛称:トニー)が、悪魔祓いを題材とする新作ホラー映画の主演を引き受けたことから始まる。今回の映画での成功で自身のキャリア、そして亡き妻との間の娘リーとの親子関係を取り戻そうと意気込むアンソニー。しかし、そもそも彼に主演の神父役の話が舞い込んできたのは、当初演じる予定だった俳優が撮影現場で不可解な死を遂げていたためだった。 撮影が進む中、アンソニーの様子が徐々におかしくなっていく。さらに、彼が隠し持つ“信仰”にまつわる少年期の暗い秘密を知った監督は、過去のトラウマと向き合うようアンソニーに強制する。 心身ともに追い詰められていくアンソニー。父の様子を心配するリーは彼に寄り添おうとするが、事態は人智の及ばぬ現象と共に地獄と化し、ついには“邪悪なるもの”が姿を現す…。 長年依存症に苦しみ続け、“信仰”にまつわる暗い秘密を抱える俳優アンソニーを主人公に、昨今の聖職者の在り方やLGBTQなど現代的なテーマを映し出しながらも、撮影現場で巻き起こる恐怖の行方を描く。 娘リー役をラッセルと長く親交があり本作が待望の共演作となったライアン・シンプキンスが演じるほか、「アバター」シリーズのサム・ワーシントンらが出演する。 ポスタービジュアルには、神父役の俳優アンソニーを演じた主演のラッセル・クロウの姿が映し出され、憂いと苦悩を感じさせる瞳からは「画面に映るアンソニーは神父役を演じているのか、それとも悪魔に取りつかれているのか」と見る者の想像を掻き立てる内容となっている。 また、場面写真では“災い”が訪れる前のアンソニーや娘リーの平穏な姿を映す一方で、不気味な青白い光に飲み込まれた恐怖の光景も見ることができる。