「六甲駅」でも大違い 表六甲と裏六甲…阪急電鉄「六甲駅」と神戸電鉄「神鉄六甲駅」に行ってみた
両駅に共通する「六甲登山口」
六甲駅と神鉄六甲駅にはもうひとつ共通点があります。それは駅周辺に「六甲登山口」を冠する道路設備があることです。 六甲駅は駅北側に「六甲登山口」と称する交差点があります。交差点にはバス停「六甲登山口」がありますが、真の登山口までは距離があります。あくまでもごくありふれた交差点です。 一方、神鉄六甲駅近くには六甲山系へ続く「六甲登山口線」と称する道があります。しかし、こちらも住宅街を通る道であり、登山道の雰囲気はまったくありません。六甲山登山の一般的なコースは六甲ケーブル・六甲山上駅から有馬温泉へ抜けるルートです。 実は神鉄六甲駅は1988年まで「六甲登山口」という駅名でした。しかし、登山口の雰囲気はまったくないせいか、現在の駅名に落ち着いています。 このように、阪急の六甲駅と神戸電鉄の神鉄六甲駅は距離が離れています。関西に馴染みのない方を招待する際は「阪急の六甲駅」のように念押しすることをおすすめします。 また、六甲駅、神鉄六甲駅から歩いて六甲山系へ向かうことはできますが、あまり一般的なコースでないことを最後に申し添えておきます。 (まいどなニュース特約・新田 浩之)
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