ノーザン・データ、AI部門の米国IPO検討-最大160億ドルの評価
(ブルームバーグ): ドイツのノーザン・データは、人工知能(AI)クラウド・コンピューティングとデータセンター事業の統合した部門の米国での新規株式公開(IPO)について、アドバイザー候補と検討している。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、最大160億ドル(約2兆5800億円)と評価される可能性があるという。
ノーザン・データは複数のアドバイザー候補と協議しており、今後数カ月以内にIPOを主導する銀行を指名する可能性がある。現在の計画では、ノーザン・データはクラウドコンピューティング事業「タイガ」とデータセンター「アーデント」から成る事業体を、早ければ来年前半にナスダックに上場させるという。
銀行側が提示した事業評価額は約100億ドルから160億ドルの範囲。ノーザン・データは、上場前に少数株式を投資家に売却する可能性もあるという。
検討は進行中で詳細は変更される可能性があるほか、戦略的選択肢を進めない判断もあり得ると関係者は述べた。ノーザン・データの担当者はコメントを控えた。
原題:Northern Data Weighs AI Unit US IPO at Up to $16 Billion Value(抜粋)
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David Pan, Eyk Henning