人付き合いレッスン。優しい関係のための言葉の伝え方、3つの言い換えテクをエッセイストが提案
3_素直な気持ちを話す。
たとえば親に「こうしたほうがいいよ」と言っても全然聞いてくれない、とかありますよね。しまいにはケンカになり、同じことを何百回と繰り返したり(うちの親はすでに他界。言い合いはほぼなし)。 なぜ聞いてくれないのか、と思いますが、逆に親から「私に指示ばかりしないほうがいいよ」と言われるかもしれないですよね。自分の正義感で、頭ごなしに人をコントロールしようとするのが癇なのかもしれません。 これが最適かはわかりませんが、なぜ自分がそう言っているのか、素直な気持ちを真剣に話してみるのはどうでしょう。「私はこのほうがいいと思ってるんだよ。なぜなら、○○って後ですごく困ると聞くから。お母さんはどう思ってる?」という姿勢で。まず親の本音をよくヒアリングする ことです。 すぐに受け入れてはくれないかもしれませんが、心の奥では響いていて、頑な気持ちがほどけていくかも。またグイグイ押し続けるより、「私も言い過ぎたから、もう言わないね」などと引いてみると、逆に効果的かと(相手に引き下がられると、言い返せず、真剣に考えた経験があります)。
伝え方って100も200もあるはずなのに、効果の薄い「その1」「その2」くらいを延々と使っているのかもしれません。具体的な言い方を本などで勉強し、違う伝え方を試すと、この先の人間関係も少し変わる気がします。
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