核兵器に頼る国のリーダーへ今何を訴える? 長崎大核兵器廃絶研究センターが「核なき未来」オピニオンコンテスト作品募集
◆委員長は芥川賞作家の青来有一さん
長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)は、今年の「核なき未来」オピニオンコンテストの作品を募集している。テーマは「核兵器に頼る国のリーダーへ-今、あなたなら何を訴えますか?-」。米大統領選など世界的な「選挙イヤー」であることを踏まえ、核保有国や「核の傘」の下にある国のリーダーに宛てたメッセージを考える。 【QRコード】「核なき未来」オピニオン募集ウェブサイト コンテストは、平和な国際社会の実現に貢献できる人材育成を目的に2022年から毎年実施。昨年は「核兵器は地球を守れるか?」をテーマに、国内外から122人の応募があった。 RECNAが4月に同大で開いた記者会見では、委員長を務める芥川賞作家の青来有一氏が「核兵器廃絶を目指す上で、若い人の参画は非常に大事だ」と意義を説明。「核の問題を語るとつい感情的になりがちだ。どうしたら相手に自分の思いが伝わるのか、論理的に言葉を紡ぐことを意識して作品に取り組んでほしい」と応募を呼びかけた。 作品は日本語で2000字程度、英語なら1000語程度が目安で、未発表作品に限る。応募期限の7月末時点の年齢を基準に「16歳以上20歳未満」「20歳以上30歳未満」の2部門を設定。居住地や国籍は問わない。各部門で最優秀賞と優秀賞を選び、9月21日に授賞式を開く予定。応募申請書はRECNAのウェブサイト=QRコード=からダウンロードできる。 RECNA=095(819)2164。 (竹添そら)
西日本新聞