<リオ五輪>城氏が語る 「コロンビア戦は勝てた試合」
最初にチャンスに決めるか、決めないかが、勝敗を分ける。スウェーデンもボールをつなげるし、縦の攻撃も早く、ボールのキープ力もあるので、簡単な相手ではないが、ヨーロッパサッカーなので日本代表のサッカーが“はまる”かもしれない。 そのためには、狭いスペースでボールを動かすことでできて、リズム感、チャンスを作ることのできる南野の先発起用を考えてもいい。ワールドクラスのスピードを見せた浅野も必要。そしてディフェンスラインを安定させること。藤春が前にいくと、その後ろがどうしても手薄になってしまう。 私が出場したアトランタ五輪では、マイアミの奇跡と後に言われることになるブラジル戦の勝利を含めて2勝1敗でグループリーグを終えたが、決勝トーナメントに進むことができなかった。後々、感じたは、この世代でやれること、やらねばならないことがあって、五輪の舞台の決勝トーナメントでもう1試合できていれば、その後のサッカーが大きく変わっていたのではないか、という反省である。その意味でも、手倉森ジャパンには、他力ではあるが、決勝トーナメントに進んでもらいたいと切に願う。 【8月7日(ブラジル・マナウス)リオ五輪、日本対コロンビア戦の評論】 (文責・城彰二/元日本代表FW)