更年期症状が出始め、急激に老けてしまうのではないかと思うと不安です……。【高尾美穂先生のお悩み処方箋】|Mart
更年期が始まる時期や更年期に起きる症状は、人それぞれ。いつどんなことが起きてしまうのだろう……と不安に思っている人も多いはず。 今回は、そんな更年期に気になる「年齢を重ねても若々しくいるにはどうしたらいい?」というお悩みです。産婦人科医の高尾美穂先生が、相談者の心に寄り添って優しくアドバイス!
悩める女性の心を軽くしてくれる!高尾美穂先生
産婦人科専門医・婦人科スポーツドクター・ ヨガ講師。産婦人科専門医として、女性の健 康をサポートしつつ、それぞれのライフステージ・ライフスタイルに合った治療を提案する一方、スポーツドクターとして、女性のプロアスリートへのサポートも行っています。雑誌やテレビほかさまざまなメディアでも、女性のお悩みへの優しいアドバイスが好評です。
年齢が出やすいパーツのケアときれいな姿勢のキープが必須!
Nさん:現在49歳ですが、徐々に更年期のような症状が出てきました。更年期に入ると一気に老けてしまうのではないかと思うと、怖くて仕方がありません。 高尾先生:ガクンと老けるのが怖いということは、逆に今までは若く見られることが多かったのでしょうか? Nさん:童顔だからか、実年齢よりも若く見られることが多かったです。独身時代は、働いているのに学生と間違えられておまけしてもらう、なんてこともよくありました。 高尾先生:50歳近くの今まで童顔のままでいられたのなら、ここから先も急激に変わるということは少なさそう。急激に老けるということはないと思いますよ。 Nさん:それは嬉しいです。老けないために気をつけていくべき点はありますか? 高尾先生:普段からしていると思いますが、髪の質感や肌のシワなど、年齢が出やすいところでケアは、今後もしっかり続けた方がいいですね。そして気をつけてほしいのは、姿勢です! Nさん:姿勢で見た目年齢が変わるんですか? 高尾先生:姿勢が悪いと、かなり老けて見えてしまいます。そのためいい姿勢を保つことが大切ですが、言うほど簡単ではありません。それには背中の筋力をつけておくことが必要です。 Nさん:筋トレや運動をしないといけないですね。 高尾先生:運動を定期的にしている人は血流がいいから、肌もキレイだし太りにくくなりますよ。もちろん、体力づくりにもなるのでおすすめです。更年期の血行不良にもいいかもしれません。自分の姿勢がいいかどうかは、カメラを意識していないときに写された写真を見てみるのがいちばん。 Nさん:そうなんですね。 高尾先生:「写真を撮るよ」と言われると、ポーズをとってきちんとした姿で写ろうとしますよね。でも、気づかずに撮られた写真は自分のクセがよく出ています。姿勢が悪い、気づかないところにシワがあるなど、もしかしたら認識していなかった老化のサインに気づくことができるかもしれません。