女子日本、パリ切符へ韓国をストレー倒!石川がチーム最多16点 五輪争うライバル!13日運命のカナダ戦/バレー
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ 2024 福岡大会」女子第3週(12日、福岡・西日本総合展示場)パリ五輪出場権が懸かる大会。6大会連続の出場を目指す日本は韓国にストレート勝ちで7勝2敗とした。石川真佑(24)=ノバラ=がチーム最多の16得点をマーク。第3セットは相手サーブに崩されリードを許したが、途中交代で入った宮部藍梨(25)=姫路=の速攻などで流れを引き戻した。13日は五輪出場権を争うカナダと対戦する。 スーパーサブの働きだ。2セットを先取しながら、韓国のサーブに苦しめられた第3セット。流れを引き寄せたのが途中出場のミドルブロッカー(MB)宮部だ。 18-20で、セッターの後ろで打つCクイック、さらに右サイドでの強打を決めて同点。石川真佑の強打で逆転した。 「第3セットは序盤からMBの攻撃が少なかった。自分の仕事をしっかりできた」 宮部はコートサイドで冷静に観察していた。同じ考えの真鍋監督に交代を告げられると、期待に応えた。「自分が入れば相手ブロックのマークはつかない。印象を付けて両サイドの負担を減らそうと思っていた」。チーム最多の16得点を奪った石川も「助けてもらった。だから最後は決めきろうと思ってやった」と感謝しきりだった。 パリ五輪出場権は、1次リーグを終えた17日付の世界ランキングで決まる。それを決めるポイントは下位に取りこぼすとロスが大きい。試合前時点で38位の韓国に3-0で勝てば1・01点加算、3-1では0・01点になるところだった。 日本の五輪切符獲得条件はアジア1位か、既に出場権を持つ7カ国を除いて4番手以内に入るか。日本は6位でアジア1位をキープ。試合前時点で0・07差に迫られていた7位中国とのポイント差を1・08に広げた。 13日の相手は10位のカナダ。五輪切符を争うライバルと最後の直接対決だ。「今日よりも精度の高いプレーを出していきたい」と石川。〝決戦〟に気持ちを切り替えた。(只木信昭) ♥チーム3位の14点を決めた林琴奈 「日本でたくさんの観客の前でプレーできるのはうれしい。カナダ戦はブロック&ディグ(スパイクレシーブ)で勝ちにいきたい」