36歳・河野祐輝、首位からまさかの9位フィニッシュ 15番で9打「泣きそうになりました。残念です」/国内男子ゴルフ
ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品最終日(23日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)2位で出た石川遼(32)=CASIO=が68で回り、通算21アンダーで2季ぶりのツアー通算19勝目を挙げた。1打差の2位は金子駆大(こうた、21)=フリー。首位スタートの河野祐輝(36)=NTT西日本アセット・プランニング=は15番(パー4)で「9」をたたくなど74で、石川と4打差の9位だった。 天国から地獄だった。初優勝を目指して首位から出た河野はパー4の15番で9打の大たたき。首位で石川と並んだ優勝争いから脱落し、「泣きそうになりました。残念です」と肩を落とした。 2打目をグリーン奥の茂みに打ち込んだ。3打目で出した球を、自ら確認すると誤球と判明。「頭の中が真っ白になった」。本来の自分の球は見つかったが打てず、誤球の2罰打とアンプレヤブルを宣言し、2打目地点からの6打目を強いられた。結果的には7オン2パット。仮に、この「+5」がなければ通算22アンダーで、石川をしのいでトップだった。 電動カートを押してのセルフプレーで戦った36歳は「苦い経験であり、いい経験になりました」と語った。だがその後に2バーディーと意地を見せ、9位フィニッシュ。トップ10入りで、3週後の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」(北海道)の出場権を手にした。今季はQTランク72位で出場試合も限られるだけにビッグチャンス。2013年大会で2位に入っており「一打一打集中していいプレーをすれば、いい成績になる」と前を向いた。