200m先に飛行機が!滑走路が見える公園『伊丹スカイパーク』に集う人々 「雨の日も楽しみがある」カメラを向ける航空ファン 「またあしたから頑張る」GWの連休をうらやむ夫婦【定点観測】
雨の日は“着陸時の水しぶき”を撮るチャンス!
午後3時、天気が悪くなり、家族連れはみな帰宅の準備を始めます。航空ファンらも帰るのかと思いきや、公園内にある着陸の様子がよく見えるエリアへ。 (航空ファン)「雨の日の楽しみがあるので。もっともっといっぱい雨が降ってくれると、着陸時の水しぶきが楽しいので、それを撮っています」 男性に力作を見せもらいました。写真では、着陸の際にエンジンの勢いで水しぶきを上げる光景をとらえています。離陸する際も、跳ね上げた水しぶきに包まれながら飛び立って行きます。
“空の旅”に思いをはせる人たち…家族旅行を夢見る家族、連休をうらやむ夫婦
傘をさして飛行機を眺める家族もいました。 (孫)「最近、おばあちゃんの足の調子があまりよくなくて、でもどこか一緒に出かけたいなと思って、ここなら車でも行きやすいと思ってきました」 (祖母)「私も飛行機に乗りたいな~」 以前は海外にも行くほど旅行好きでしたが、今は足の調子が悪いので旅行に行くことができないということです。飛行機を眺めながら、また一緒に旅行に行く日を夢見ています。 (祖母)「以前、旅行に行ったときのことを思い出します」 (孫)「昔一緒に2人で北海道に行ったことがあるので、また行けたらいいなと思うんやけどね。家族旅行が大好きな一家やったんで」 また、大空を見上げている夫婦も、空の旅に思いをはせています。 (妻)「(Q何連休ですか?)休みはきょうだけです」 (夫)「『10連休の人はいいな』と思いながら」 (妻)「あっ、ゴールデンウィークや!忘れていました」 (夫)「飛行機に乗って、おじいちゃんおばあちゃんのところに行って、飲み食いして遊んで帰るんやろなと。うらやましい」 ついつい本音が漏れました。仕事は夫婦そろって介護関係だそう。しばらくの間、静かに飛行機を見つめていました。 (妻)「またあしたから頑張ろうと思って見ています」
飛行機やターミナルビルが光る幻想的な夜…雨の日はよりキラキラした光景が
午後7時、日が暮れても滑走路には多くの飛行機が。ターミナルビルや飛行機に明かりが灯り、幻想的な光景を作り上げます。 (公園を訪れた人)「きょうは雨が降っているので、いつもよりキラキラしていてすごくきれいです」 この日も無事に運航を終えました。旅立つ人、旅を夢見る人、多くの人の思いを乗せて、飛行機はきょうも伊丹の空を羽ばたいていきます。 (2024年5月3日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)