ソフトバンク小久保監督「もう続いてほしくないですけど」 防御率1点台のモイネロが「年に1回」の大乱調も…信頼は変わらず
◆ソフトバンク3―6日本ハム(3日、みずほペイペイドーム) まさかの乱調だ。リバン・モイネロは今季最短の3回で降板し、来日8年目で自己ワーストの6失点を喫した。小久保裕紀監督は「年に1回くらいはありますよね」とかばったが、ここまで10勝を挙げる左腕の予想外の乱調だったこともあり「もう続いてほしくないですけど」とこぼした。 ■さすがすぎる周東佑京のスーパーキャッチ、グラブに入った瞬間を激写【写真】 初回、万波中正に左翼への先頭打者弾を浴びると、そこから相手打線の勢いに飲まれた。1イニング3四死球と制球も乱れ、フランミル・レイエス、伏見寅威に適時打を浴びるなど打者一巡で一挙5失点。3回にもアリエル・マルティネスに一発を浴びた左腕は「内容も結果も全く良くなかった」と肩を落とした。 8月27日のオリックス戦で10勝に到達し、球団外国人左腕では初となる2桁勝利をマークした。この日の6失点でも防御率は1点台をキープしている。小久保監督も「ちょっとへばっているかもしれない。でも、ここまでよくやっていると思う」と安定感を認めており、今後も先発の軸としての期待を寄せた。 2位日本ハムとの直接対決初戦に敗れたため、優勝へのマジックナンバーは15で足踏みした。モイネロは「なんとか修正して次の登板に向けて頑張りたい」と力を込めた。苦しんだ左腕とカード初戦を落としたチームにとって、大事な踏ん張りどころを迎えた。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社