野党統一候補に元外交官 7月のベネズエラ大統領選
【カラカスAFP時事】南米ベネズエラの野党連合は19日、大統領選の統一候補として元外交官のエドムンド・ゴンサレスウルティア氏(74)を擁立することを決めた。 選挙は7月28日に実施され、反米左派のマドゥロ大統領が3選を目指し出馬を表明している。 野党連合は昨年10月の予備選でマリア・コリナ・マチャド氏を統一候補に選出したが、政権寄りの裁判所がマチャド氏の公職追放を決めたため、代替候補を探していた。ゴンサレスウルティア氏は大使としてアルゼンチンやアルジェリアに駐在。全会一致で候補に決まり、野党連合幹部は「歴史的決定だ。われわれは次期大統領を選出した」と強調した。 米国など多くの国は、2018年のベネズエラ大統領選で不正があったなどとして、マドゥロ氏の再選を認めていない。野党連合はこの選挙をボイコットしていた。