一部列車に記念マーク JR紀勢線、和歌山―箕島100周年
今年、和歌山県内を通るJR紀勢線の和歌山―箕島が開業100周年を迎えたのを記念し、JR西日本は10月14日~12月1日、紀勢線の和歌山―新宮、和歌山―和歌山市で、一部普通電車に記念ヘッドマークを掲げて運行する。 【JR紀勢線と共生 異業種チームで課題解決へ 和歌山県串本で報告会の記事はこちら】 1924(大正13)年2月28日に紀和―和歌山―箕島が開業した。開業当時、いまの「紀和」は「和歌山」、「和歌山」は「東和歌山」だったが、その後改称された。 記念ヘッドマークは2種類ある。和歌山駅の駅員小川颯太さん(19)が、該当区間をイメージしやすいよう、ミカン山や海を取り入れるなどしてデザイン。「多くの方に100周年を迎えたことを知っていただきたい」と話した。 掲示するのは「227系」電車の2編成。紀勢線のほか、和歌山線や奈良県内の一部区間でも運行する。 運行開始イベントは「鉄道の日」の10月14日午前10時から和歌山駅である。ヘッドマーク掲示列車の見送りや和歌山大学吹奏楽部の演奏があり、イベント参加者には記念品が贈られる。 参加には入場券や乗車券が必要。混雑状況によって入場を制限する。また、三脚や脚立を使った撮影はしないよう呼びかけている。 当日、和歌山駅では小学生以下を対象とした「ミニお仕事体験会」などを企画している。
紀伊民報