「介護施設に入所する権利がある…」80代女性が5万円分の電子マネーカード詐欺被害 大分
1月30日、大分市内の高齢女性が介護施設に入所する権利名目の詐欺の被害にあったことが分かり、警察が捜査しています。 1月30日、大分市内に住む80代の女性宅の固定電話に一般企業の社員を名乗る男から「介護施設に入所する権利がある」と電話がかかり、断ると「あなたの名義を貸して他の人に権利を譲っても良いか」と言われ、承諾しました。 その後、損害保険会社の社員を名乗る男から「施設の入所手続きが完了した。施設入所に関する取引履歴の作成のため、1千万円が必要だ。私も工面するので、220万を払って欲しい」と言われましたが、支払いを拒否しました。 さらに男から電話がかかり、「あなたの名義貸し行為は犯罪で刑事責任を問われる可能性がある。刑事訴訟に関する書類作成のため、証紙が必要で代金としてコンビニで電子マネーカード5万円分を購入して欲しい」などと言われ、指示通り購入したカードの利用コードを相手に伝えて、5万円分の利用権をだましとられました。 利用コードを伝えた後、女性が不審に思い、警察に相談して詐欺の被害にあったことが分かったものです。 警察は詐欺犯と話をしない対策として、迷惑電話防止機能付き電話が有効なので、利用を検討してくださいと呼びかけています。
大分放送