台湾地震 「今回が一番大きい」台北市在住の日本人男性 発災直後の状況を語る
台湾で3日朝、最大震度6強の地震が発生しました。800人以上の死傷者が出た地震について、台湾の台北市に在住する日本人男性に当時の状況をききました。 【写真を見る】台湾地震 「今回が一番大きい」台北市在住の日本人男性 発災直後の状況を語る 3日午前8時58分、台湾東部を震源とする地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは7.7で、震源に近い花蓮県で、建物が崩壊するなど、台湾ではこれまでに9人が死亡、800人以上の負傷者が出ています。 この地震で、沖縄県には一時津波警報が発表され、与那国島と宮古島で30センチの津波を観測しましたが、被害はありませんでした。 台湾の当時の様子について、台北市に28年在住する大分県出身の男性にききました。 (台湾大分県人会・木津玉次郎会長)「たて揺れは本当に少ないんですよ、こっちは。だから、今回たて揺れでちょっとおかしいなって思ったら、ドーンと大きな横揺れがした。いつもより大きいなと思った。長く台湾にいるけど、今回が一番大きいですね」 台湾大分県人会の会長を務める木津さんは当時、自宅で妻と過ごしていましたが、被害はありませんでした。県人会に所属する台湾在住者の被害も確認されていないということです。 (木津玉次郎会長)「周囲で問題になるような被害は無いですね。揺れただけです。今後、地震が起こらないのが一番いいですけど、何かあった時の用意をしていた方がいいなと改めて思っています」 また、別府市の立命館アジア太平洋大学には、台湾出身の学生が86人在籍していて、春休み中のため大学が現在、安否確認を続けています。 今回の地震を受けて、県は情報収集をして、今後の対応を検討することにしています。
大分放送