重岡大毅さん アイドルであり俳優。「“異物感”があるならば、それを生かして唯一無二な存在に」
リアリティのある自然体の演技で好青年から“クズ男”までを巧みに演じ分け、俳優としての評価をますます高めるWEST.の重岡大毅さん。1月12日に公開を迎える単独初主演映画『ある閉ざされた雪の山荘で』では、合宿でのオーディションに挑む役者・久我和幸を演じています。 【画像】単独初主演!重岡大毅さんがオーディションに挑む役者を演じた最新映画の写真を見る! with digitalのスペシャルインタビュー後編では、共演者への思いや役者としての心構えまでさまざまなお話をうかがいました。
みんなと仲良くなれたのは天音くんのおかげです
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』は、劇団「水滸」新作舞台の主役の座をめぐって、オーディションの最終選考に挑む若者たちの物語。重岡さんが演じているのは、水滸の団員たちが占める最終メンバーの中に、ただひとりの「部外者」として他の劇団から加わった青年•久我和幸。 水滸のメンバーを演じるのは、中条あやみさん、岡山天音さん、西野七瀬さん、堀田真由さん、戸塚純貴さん、森川葵さん、間宮祥太朗さん……と、今をときめく実力派俳優たち。実際の現場でも、すでに旧知の仲である俳優陣にひとりで飛び込むのは、それなりの勇気が必要……だったのかと思いきや、本人は「そんなの一発でしたよ」とイタズラっぽい笑いを浮かべます。 重岡大毅(以下・重岡) なんてね(笑)。ただこれは色々なところで話していますが、実際に僕と久我には重なるところがあったと思います。クランクインは、森川葵さん以外の7人のキャストが一堂に会する日で。僕以外のみんなは集まるとお互い「おー!」とか「久しぶり!」とかやってるわけですよ。 一方オレは共演したことがある人がほとんどいなくて……堀田さんは映画で共演したことがあるんだけど、そこまで交流があったわけでもないから、そんなみんなの様子を見てオレは「……うん!」って(笑)。「うん!!」って思ってたんですけど、そこでオレはね、すごく「いい人」を見つけることができたんですよ。それが岡山天音くん! もう「こいつだ!」って(笑)。 岡山さんの醸し出す独特の雰囲気や佇まいに「この人なら大丈夫!」と確信した重岡さんは、そこからはずっと岡山さんに「ダル絡み」し続けたといいます。 重岡 僕はね、本当に天音くんのおかげでみんなと仲良くなれたと思っています。オレがずっと天音くんに絡んで、天音くんをいじり倒して、天音くんがなんか面白いことをしてみんなが笑う……みたいなところから他の人とも仲良くなれましたし、間宮くんからは「お前ら高校生のときからのツレかよ!」って言ってもらったりして。 だから本当に天音には感謝しています。天音って本当に面白いやつなんです。最初の出会いから、「初めまして」とか、「休みの日ってどんなことしてるんですか」とか、そういうんじゃないんですよ。説明しにくいんですけど(笑)。本当に独特で面白いやつなんです。