ひと工夫でワンランク上の味に!定番の家庭料理「ほうれん草のごま和え」を劇的においしくする方法って?
家庭料理の定番「ほうれん草のごま和え」。お手軽につくれるメニューなので、どうつくってもあまり変わらないのでは……と思いきや、じつはちょっとしたひと工夫で劇的においしくなるんだとか。 【画像】ひと工夫でワンランク上の味に!定番の家庭料理「ほうれん草のごま和え」を劇的においしくする方法って? ライターの増田剛己さんに教えてもらいます。
定番の家庭料理「ほうれん草のごま和え」をもっとおいしく!
ほうれん草は年中売られていますし、調理法も簡単なので筆者も常に茹でたものを冷蔵庫で常備しています。おひたしにしてもいいし、ごま和えでもいい。ベーコンなどとバターで炒めてもいいので、パンにもご飯にも合うおかずができて便利です。 数あるほうれん草料理の中でも筆者がとくに好きなのが、ほうれん草のごま和え。あるとき、小料理屋の突き出しに出てきたほうれん草のごま和えを食べたらとてもおいしくできていました。 自分でもつくる料理なので、どこが違うのか女将さんに聞いてみると「なにも特別なことなんかしていないのよ」と言いながらも、ちょっとした工夫を色々教えてくれたのです。 そのときに教えてもらった「ひと工夫」をご紹介したいと思います。もちろん好みもありますから、参考にしつつ、ご自分のレシピをさらにおいしいものに向上させるといいのではないかと思います。
茹で時間はいつもより少なめに!
筆者はかつてほうれん草は大量のお湯で茹でていましたが、女将さんいわく「水はそんなに使わなくていいのよ。だから鍋じゃなくてフライパンでいいのよ」とのこと。茹でる前に根元などをよく洗うそうです。筆者は根元に十字の切れ目を入れていましたが、女将さんはしないそうです。旨味が流れてしまうからとのこと。 茹で時間は根元が30秒であとは全体を転がすようにして30秒茹でるそうです。筆者は同じように根元から茹でていましたが、トータルの茹で時間は2~3分くらいでした。それよりも気持ち短めの1分にしてみました。こうすることで歯ごたえのいいほうれん草に仕上がります。
茹でたら水にさらしてよく絞ります
茹でたほうれん草はすぐに水にさらします。さらに水道の流水で根元部分を開いてよく洗います。もちろん茹でる前にもよく洗いますが、取り切れていない泥が根元にあるので、流水でよく洗います。洗い終えたら、よく絞ります。 ほうれん草にはえぐみのもととなるシュウ酸が含まれています。このシュウ酸は水に溶ける性質があるので、水をよく絞っておきます。筆者はこれまで軽く絞っていましたが、女将さんのアドバイスによりギュと絞るようにしてみました。こうすることでごま和えにしたときに水っぽくなるのを防ぐのだそうです。