異物混入ニンジン、使用中止の通知を共有せず園児の給食に提供 福井市のこども園
給食用ニンジンにガラス状の異物が付着していた問題で福井県福井市は11月27日、使用中止としていたニンジンを使った給食を市立鶉こども園が26日に提供していた、と発表した。市から事前に中止の連絡を受けていたものの、園内で情報共有できていなかった。同園での調理前などに異物は確認されず、健康被害の報告はないという。 【写真】ガラス状の異物が付着したニンジン 市こども保育課によると、同課は25日に市立保育園、こども園全25施設に対し給食での使用中止をファクスで通知。同日、園長は不在でほかの職員も内容を確認していなかった。園長は26日になって確認したが、既に職員間での共有はできていると思い込み周知しなかったという。 園児61人と園長を含む職員23人が食べた。同園から連絡を受けた市はアプリで保護者に報告と謝罪をした。市は「こうしたことがないよう改めて指導したい」とし、28日には緊急の園長会を開き情報共有の徹底に努める。