「全部が悪いわけじゃない」 山下美夢有は今季7度目の2位
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 最終日(8日)◇かねひで喜瀬CC(沖縄)◇6670yd(パー72)◇ 【画像】沖縄の熱戦をイッキ見 トップと4打差の3位から出た山下美夢有はボギーなしの6バーディ「66」で回り、通算18アンダー2位で大会を終えた。 スタート前は4打あった差を1打に縮める粘りのプレーを見せたが、今季初優勝には届かず。「ショット自体、良い状態ではなかった。きょうは長いパットが入ってくれていい感じでした」と悔しそうに話した。
ハーフターン時点で首位を走る竹田麗央との差は3打。後半は3つスコアを伸ばしたがピンチもあった。12番のパー5、右側のラフから打った2打目でミスショットをし、3打目がグリーン右横のバンカーに入って4オン。5mを沈めてパーでしのいだ。
狙ったところからズレがあるショットに不満は募るも、「全部が悪いっていうわけではない」と悲観的な言葉ばかりではない。14番(パー3)は左横4mのカラーからパターでねじ込んでバーディを奪い、「ミスした後のリカバリーが今週はできていた」と現状を見つめる。
「こうして優勝争いができているので、もう少ししっかり(自分のゴルフを)見直して、また来週から優勝争いできれば」と顔を上げた。6月の海外メジャー「全米女子プロ」も含めると、今季2位フィニッシュは7度目。2季連続の年間女王はコツコツと取り組みを続ける。(沖縄県名護市/石井操)