災害救助犬、育てて派遣へ 沖縄協会がアジアチャイルドサポートと協定
【沖縄】アジアチャイルドサポート(池間哲郎代表理事)と沖縄災害救助犬協会(伊波成恭理事長)は1日、災害救助犬の育成や災害時の救援活動について、協定の調印式を沖縄市のアジアチャイルドサポートで開いた。災害救助犬の候補犬の「未来」の同サポートへの「入社式」も行われ、辞令が交付された。 【動画】「オリンピックに出るので会社休みます」 嶺井家300人が大集合!
未来はジャーマンシェパードの雌で生後半年ほど。しばらくは県内の訓練施設で基礎的な練習を積み、災害救助犬としての派遣や、県内では高齢者などの行方不明時の捜索、セラピー犬としての活動などを担う。同サポートへの定期的な「出社」もする予定だという。 被災地で災害救助犬の活躍を見てきた池間代表理事は「NPO団体が災害救助犬を所属させて、何かあればすぐ駆け付けるという形態をつくりたいと考えていた。こういう取り組みをすることで災害救助犬の重要性を多くの人に知ってほしい」と語り、協会との連携を誓った。 設立20年余の災害救助犬協会は、東日本大震災で初めて救助犬を派遣した。伊波理事長は「近年は離島での救助活動の普及啓発活動やセラピー犬活動を行っている。これからアジアチャイルドサポートと共にアジア、日本、沖縄から活動できるように、そしてこの災害救助犬の育成にご協力いただけることに心から感謝します」と謝意を述べた。
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