関西は幸福な地域?人気アイドルグループNMB48、お笑いコンビ「祇園」らと学ぶ「ウェルビーイング」
大阪・関西の発展を目指す一般社団法人「チーム関西」が主催し、吉本興業が手掛ける「Warai Mirai Fes 2024」のシンポジウム「関西から見る地球のミライ~Well―beingでハッピーライフ~」が2日、大阪・なんばの「YESシアター」で開催された。近年ひそかに注目を集める「ウェルビーイング」について、NMB48の2人とお笑いコンビ「祇園」「ラニーノーズ」「天才ピアニスト」が学ぶイベントだ。 ウェルビーイングとは「身体的、健康的、社会的に満たされた状態」を意味し、「やってみよう(自己肯定)」「ありがとう(感謝)」「なんとかなる(自己受容)」「ありのままに(自分らしさ)」の4因子が深く関係しているという。これらの思考が自らの中でそろった状態を「ウェルビーイングになっている」といい、幸福度がアップ。日常生活で「おおきに」や「知らんけど」など前向きな言葉を使う関西人の幸福感は82・5%で、76・0%の関東より6・5%高いというデータも紹介された。 イベント後半では、各登壇者が自らの「ウェルビーイング向上法」を挙げた。それぞれが「サウナ」や「いけばな」などの趣味を話す中、NMB48・安部若菜は「読書が好き」と開示。「本が好きすぎて自ら小説を書いた」と自身の著書「アイドル失格」を紹介すると、会場からどよめきが起こった。講師役の荘野一星氏は「素晴らしい。本業だけではなく様々なことにチャレンジすることで視野が広がり、幸福度がアップする」と称賛した。 その他にも、「掃除」や「適度な運動」などがウェルビーイング向上につながると荘野氏。「良い姿勢が幸福を呼ぶ」と紹介されると、客席に座る観客が一斉に背筋を伸ばすシーンも見られた。終始笑顔で参加したNMB48・安部は「普段のアイドルの仕事も、お客さんと自分たちの両方が幸せな状態。ウェルビーイングのループを広げられているのかな」と満足げに話した。
報知新聞社