英国のスーパーフェザー級ファイター、リース・ベッロッティが憧れの英国王座挑戦に意気込み | ボクシング
日本時間2月11日、スーパーフェザー級のリース・ベッロッティが同級英国王者リアム・ディロンに挑戦する。試合を前に意気込みを語った。
今週末、リース・ベッロッティは名誉あるロード・ロンズデール・チャレンジベルト獲得を目指し、現スーパーフェザー級同王者のリアム・ディロンに挑む。この試合は、日本時間2月11日4時からO2アリーナ内インディゴで行われるMatchroom社主催興行「NXTGEN」のメインイベントとして行われる。この試合の模様はDAZNから生中継される。 英国・ワトフォードでファンの人気を集めるベッロッティ(17勝5敗14KO)は、2018年12月にロンドンのO2アリーナで行われたディリアン・ホワイトvsデレク・チゾラの大一番のアンダーカードで、フェザー級英国王座獲得を目指しライアン・ウォルシュに挑んだが、判定で敗れている。 それから5年の時を経て、その間に2度コモンウェルス王者に輝いた33歳のベッロッティは、幼少の頃から憧れ続けてきたベルトを手に入れる再挑戦の機会を得た。「ボマー」のニックネームを持つベッロッティは今回、チングフォード出身の同王者ディロンに挑戦する。ベッロッティは首都ロンドンで観客を魅了する熱闘を予告する。 「リアムはいいファイターだ。彼はとてもタフで、前進してくるタイプだ。同じスタイルを持つ俺たちの対戦は素晴らしいものになるだろう。対戦日の夜が待ち遠しいよ。ファンにとって見応えのある素晴らしい試合になる、という点では彼と同じ考えだ。常に望んでいた試合、いつも楽しみにしていた試合だ。いつでも試合を受ける準備をしてきたよ」 「間違いなく自分のキャリアにとって重要な戦いになる。子供の頃から英国タイトルを獲りたいと望んでいた。ボクシングを始めたときから、自分にとって大切に思っていたタイトルだ。数年前にライアン・ウォルシュに敗れたときは、ひどく落ち込んだ。当時は、もう一度英国タイトルに挑戦するチャンスが訪れるとは思っていなかったんじゃないかな。あれから階級を上げて、今回再びそのチャンスを手にすることができた。確実にモノにしたい」 ウォルシュに敗れた後、ベッロッティはホスエ・ベンダナに勝利を収め再起を果たした。その後フランチェスコ・グランデッリ、ジョーダン・ギル、レイモンド・フォードに連敗を喫するものの、彼の闘志は決して衰えなかった。 復活劇は2022年4月、名門ヨーク・ホールでディーン・ドッジを7ラウンドで下し、空位のサザンエリア・タイトルを獲得したところから始まった。続いて翌年ウェンブリー・アリーナでユセフ・クマリを判定で退け、昨年10月にはアキブ・フィアスに初黒星を付けてコモンウェルス王座を手にした。 「常に強いマインドセットを保ち続けた。道中、険しい部分もある。どんな夜も、自分より良いファイターに遭遇する夜もある。世界中のリングで頻繁に目にすることだ。自分は常にもっと勝ち星を重ねると信じ、努力を重ねた。そして、それを実現したんだ」 「今、俺の目の前にあるのはブリティッシュ・タイトルを勝ち取ることだけ。今年はその後もさらなるベルト獲得を目指したい。自分自身を最大限に引き出し、可能ならば世界タイトル挑戦という高みを目指す。クレイジーだと思われるかもしれないが、それこそが目標だ。そのための準備はできている」
Alexander Netherton