新天地で結果を残しているサンフレッチェ広島の大橋祐紀　撮影：中地拓也

　4月7日、J1リーグ第7節が行われ、サンフレッチェ広島が2－0で湘南ベルマーレに快勝。古巣相手に2ゴールを挙げたFW大橋祐紀の働きが絶賛されている。 ■【動画】「シュートうめぇな」「本物じゃ」と話題! 広島の新エースFW大橋祐紀の抜け出し→切り返しからの2点目■ 　桜満開のエディオンピースウイング広島での一戦。昨季まで湘南に所属していた大橋にとっては古巣対戦となった。3-4-2-1の1トップとしてスタメン出場を果たすと、立ち上がりから前線を精力的に動き回った。前半は無得点に終わったが、後半3分に相手GKのミスを逃さずにボールを奪い取った大橋が、そのままGKに倒されてPKを獲得。自らキッカーを務め、ゴールど真ん中に決めて先制に成功する。 　そして圧巻のゴールが後半アディショナルタイムに生まれた。クリアボールを味方が繋ぎ、オフサイドラインのギリギリで抜け出した大橋が、フリーの状態でドリブルを開始する。慌てて戻ってきた2枚のDFを、ペナルティーエリア手前でシュートフェイントからの切り返しで翻弄すると、わずかなシュートコースを射抜く形で冷静にゴール左隅へ流し込んだ。 　これで大橋は得点ランキング2位となる今季6ゴール。古巣相手に“恩返し”すると同時に、ストライカーとしての成長と高い能力を見せ付けた。

■「大橋がすごいストライカー過ぎて泣けてくる」

　この大橋の活躍、そして冷静な2点目のゴールにSNS上には次のようなコメントが寄せられた。 「オフサイドが気になったから気づいてなかったけど大橋のシュートうめぇな」 「オフサイドなし。ストライカー大橋、本物じゃ。」 「大橋がすごいストライカー過ぎて泣けてくる」 「ストライカー覚醒の日だったのかもしれない。最高!!!」 「大橋とジャーメインの2トップでW杯とろう」 　大橋は現在27歳。八千代高校から中央大学を経て2018年に湘南に入団し、プロ6年目の昨季にリーグ戦13得点を奪ってブレイクした。そして新天地でさらに“覚醒”した姿を披露。遅咲きのストライカーが、広島だけでなく、日本代表のエースになる日がやって来るかも知れない。