ビギナー必見! バイクキャンプの積載実例、大型バイク(GS)の場合【コバユリのキャンプツーリング入門】
③荷物をバイクに「スッキリ」積載する
荷物を左右均等に積載できるように、なるべく平らなところにバイクを停めて、車体が左に傾いていることを念頭に置いてから始めます。センタースタンドが付いているバイクの場合は、立てて車体と地面を水平にしましょう。 ではまず、パニアケースを取り付けます。ステイにはめて鍵をかければ完成。1分もかからず終わってしまうところがボックス類のいいところ。 次にダッフルバッグを積載します。 リアシートの左右中心にバッグを置いて、荷締めベルトでしっかりと括り付けます。このとき、パッキングを雑にしていると、ベルトの圧により形がいびつになり、スッキリした積載になりません。(所要時間:約2分) 幅のあるものを荷締めベルトで積載する場合、ベルト2本をクロスさせるより、上の写真のように並行に使った方がより安定しますが、クロスさせて使う場合には、バッグを上から抑え込む力がベルトの交差する1点のみになるので、その点が必ずバッグ上面中心にくるようにしましょう(そうでないと走行中にバッグがズレてしまいます) 最後にテントを積みます。このバイクにはリアキャリアが付いており、テントを括り付けるのにちょうどいいので、ここが定位置になっています。(所要時間:約1分) ほかに括り付けたい荷物があるなどでリアキャリアが使えない場合は、ダッフルバッグの上に重ねます。少し高さが出るぶん車重の中心も上がるので、取り回す際は慎重に。 以上、合計4分ほどで積載完成です! 一歩下がって左右に偏りがないことを確認し、バッグを手で揺すってみて簡単にズレないことを確認したら、走り出す前に、以下のことも必ずチェックしてください。 ・跨ってみる⇒荷物が乗車姿勢の妨げになっていないか(座面が狭くなりすぎているようなら荷物の積載位置を後方へ) ・取り回してみる⇒取り回し可能な重さか/左右のどちらかに重さが偏っていないか(重すぎたら荷物を削る/左右の偏りが感じられたらパッキングし直す) 問題なければ、夢のキャンプツーリングへ出発です。 “スッキリきれい”=“安全”な積載で、冒険と癒しの休日へ行ってらっしゃい!
小林 夕里子