エルフはる、海外風演技(?)イジられ赤面 公演期間中の“進化”を予告「これから変えるかも」
東京・本多劇場で上演される舞台『天才バカボンのパパなのだ』が21日、初日公演を迎えた。上演に先立って行われた公開ゲネプロ後、女1役のエルフ・はるらキャスト陣がメディアの取材会に参加し、本作への意気込みを語った。 【集合ショット】個性豊か!役衣装で登場したエルフ・はるらキャスト 本作は、別役実氏の戯曲『天才バカボンのパパなのだ』を玉田企画の玉田真也が演出し、芸人と舞台俳優が入り交じる座組みで3月3日まで上演される。芸人キャストは、男性ブランコの浦井のりひろ(署長役)、うるとらブギーズの佐々木崇博(巡査役)、ジェラードンのかみちぃ(バカボン役)、エルフのはる(女1役)。 さらにしずる(KAZMA、村上純)・ライス(田所仁、関町知弘)・サルゴリラ(児玉智洋、赤羽健壱)・作家の中村元樹からなる7人組演劇ユニット・メトロンズも日替わりで出演するほか、俳優の浅野千鶴がママ役、市川しんぺーがパパ役、川面千晶がレレレのおばさん役、西出結が女2役を務める。 はるは「こういうお芝居を一度はやってみたいなと思っていた」と喜び、けいこに向けて「本読みの段階から自分なりの演技を作っていった」という。しかし「玉田さんからは『いや、ハルさんはいつものままで』と、最初の時点で指導していただいて…」と苦笑い。「みなさんの中で一番後輩ですし、普段は2人で舞台に立っているからすごく緊張する」と心境も明かしながら、「みなさんの胸をお借りしようという気持ちでいます」と力を込めた。 続けて、作中で喫煙シーンがあることを「芝居の中で堂々とタバコが吸えるっていうのがすごくうれしい」と喜び、愛煙家らしく“素の演技”を実践していることも伝える。一方、苦労しているのは「みんながもみくちゃになっているシーン」と言い、「『あのー!あのー!』って声を上げるんですけど、めちゃくちゃムズい(笑)。わんぱくさを出して楽しくやらせてもらってますけど、まだつかみきれていない」と語った。 かみちぃは同シーンについて「『あのー!あの―!』って聞こえないんですよ。『ハロー!ハロー!』って聞こえるから、てっきり海外の少女の演技をやっているのかと思ってた」とモノマネを披露し、笑いを誘う。さらに「もう1つ注目して欲しいのは、浦井に銃を向けられたときのはる。手の動きとかが完全にアメリカのリアクションなんで(笑)」とアピールした。 はるは「ずっと言われすぎて、きょうのゲネで変えたんですよ」と報告。しかし「そうしたら西出さんから『変えましたね?』ってすぐに言われて。『あれ、楽しみだったのに』って言ってもらったので、これから(公演期間中に)また変えるかも」と予告した。