指揮官一問一答 ヤクルト・高津監督、小沢怜史の配置転換は「リリーフが不安定なチーム事情」
(日本生命セ・パ交流戦、ヤクルト7-2西武、2回戦、ヤクルト2勝、5日、神宮) ヤクルトは3連勝。0―1の六回にドミンゴ・サンタナ外野手(31)の2点打とホセ・オスナ内野手(31)の7号3ランで一挙5点を奪って逆転した。先発の小川泰弘投手(34)は6回⅓を2失点で4月26日以来の2勝目を挙げた。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。 【写真】雄叫びをあげるヤクルト・小沢怜史 ――小川がリズムをつくった。 「真っすぐの走りは良かった。ここ2、3試合の中では一番かなと思います。打たせて取る投手なので、四球を出さずにいろんな変化球をまぜながら、打たせて取ることができたんじゃないかなと」 ――オスナにも久々の一発 「ちょっと最近こう、元気なかったんでね。これでスッキリしてくれたらいいですけど。やっぱりああやってひと振りでガラッと流れを変えられる一発を打てるのが彼のいいところ。また次に期待したい」 ――打順も7番など試行錯誤 「打順に関しては他の人との並びであったり、兼ね合いであったり、相手投手も含めての打順になっているので。多少、気楽には打たせてあげたいなっていうのもありますし、走者がたまったところで回ってくるのが6、7番ぐらいのところなので。やっぱり一本というのは期待しています」 ――サンタナと両助っ人が頼りになる 「よくチームを引っ張ってくれていると思います」 ――八回、しびれる場面に小沢がリリーフ 「あそこがポイントじゃない? 一本安打でも四球でも出ていたら、ちょっと展開わからなくなってたかもしれないし、よくあそこでしっかり投げ切ったと思います」 ――中継ぎに配置転換 「これはもう間違いなくチーム事情というか、やっぱりリリーフが不安定なので、先発から誰か1人回さなきゃいけない。リリーフできる先発って誰だってなったときに、やっぱり小沢しかいなかったので。今ちょっとブルペンに入ってもらっていますけど、今後どうなるかは分からないです」 ――経験があるとはいえ、ピンチの場面で送り出すのも、監督も勇気が必要