MLSの各クラブはメッシに振り回され続けている 監督たちが語る難しさ「メッシを止めることはできない」
インテル・マイアミは30試合で68ゴールと手がつけられず
ここまでインテル・マイアミに加入し、通算32試合で27ゴール17アシスト。FWリオネル・メッシはMLSでも大暴れだ。 今のところMLSの守備陣はメッシに振り回されていて、今年はチームもイースタン・カンファレンスでは首位を走っている。同じMLSのスポルティング・カンザスシティを指揮するピーター・ベルメシュはメッシをどう止めるかがMLSのテーマになっていると語る。 「メッシ、スアレス、ブスケッツ、アルバ、彼らがいるチームをどう止めればいいのか。難しい問いだよ。彼らと対戦する際は、とにかく中央を固めることが全てだ。彼らのセンターラインは非常に強力だからね。中央を固めて彼らの強みを奪い、メッシをできる限りボールに触らせないようにする。そしてボールを持たれる際も、ゴールから遠い位置であるよう心がけるべきだ」 ニューイングランド・レボリューションを指揮するケイレブ・ポーターも同様の考えを示す。 「我々対戦相手の焦点は、メッシであるべきだ。そしてスアレスも。現在のスアレスはリーグでメッシよりも多くの得点を決めているからね。メッシを止めることはできない。しかし、重要なエリアでのボールタッチを制限することは可能かもしれない。ペナルティエリアの近くにいる時の彼は致命的なんだ。止められない」(『ESPN』より)。 ここまでマイアミはリーグ戦30試合で68ゴールを奪っている。これは両カンファレンス合わせても最多だ。いかに各チームがマイアミの攻撃に手を焼いているかが分かる。同メディアは今のところメッシ対策に成功したチームはないと結論づけていて、どんな対策を施しても効果は限定的だ。 メッシやスアレスにとっては簡単すぎる環境となっており、元バルセロナ組の4人が万全の状態で揃っている時のマイアミを止める術はなさそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部