小学校入学式 ぴかぴかの1年生仲間入り【宇部】
市内最多112人、緊張の面持ち【西岐波小】
宇部市内の全24小学校で8、9日に入学式が行われた。満開の桜の下、真新しいランドセルを背負った新1年生1113人が期待に胸を膨らませて校門をくぐり、学校生活のスタートを切った。 今年で創立150周年の節目を迎える西岐波(川西俊之校長)では、9日午前9時40分から体育館であり、市内で最多の112人が仲間入り。新入生は6年生に先導されながら、やや緊張した面持ちで入場した。 式では、今年度着任した川西校長が「先生やお友達の話をしっかりと聞き、活動に根気よく取り組む子に成長を。皆さんが頑張る姿を見守っています」と式辞。保護者には「子どもたちはさまざまな経験を通じて、自立に向けての生きる力を身に付けていく。不安や困った事があれば遠慮なく相談を」と伝えた。 在校生を代表して、6年生の杉本遼介君が「入学おめでとう。昼休みには運動場で鬼ごっこをしたり遊具で遊んだりできる。これから仲良く楽しく過ごしていきましょう」と歓迎のあいさつを述べた。 同校では、新入学児童を対象にした交通安全キャンペーンもあり、市職員や宇部警察署の署員が「車に気を付けて」「信号を守ってね」と1年生に声掛けしながら、交通ルールが記された連絡袋、文房具などのグッズを手渡した。
三つの約束、元気に唱和【二俣瀬小】
二俣瀬小(中谷靖彦校長、20人)では8日に体育館であり、新入生3人が担任の藤村和美先生に引率され、在校生が掲げる紅白のアーチをくぐって入場した。 中谷校長は頑張ってほしいこととして「礼儀正しくしよう」「友達に優しくしよう」「命を大切にしよう」の三つを挙げ、新入生は大きな声で元気良く唱和した。近くに交通量の多い国道2号があるため「登下校中は交通ルールを守り、事故に遭わないように」と注意を促した。 6年生の児童代表は「みんなで仲良く楽しく勉強したり遊んだりしましょう」と歓迎の言葉を述べた。 二俣瀬地区社会福祉協議会の綿部謙造会長が図書カード、宇部交通安全協会二俣瀬分会の吉富茂寿分会長が黄色い安全帽、連絡帳などを贈った。 全員で校歌を斉唱した後、新入生は保護者らと記念写真に納まった。 新入生の阪本凜さんは「運動ではバスケットボール、勉強では世の中のいろいろなことを知りたい」と目を輝かせた。