岸田首相「出馬いたしません」電撃表明の理由は? “ポスト岸田”めぐる動きも…
現職の首相が表明した不出馬。これを受け、9月の総裁選に向けた党内の動きが本格化します。さっそく意欲を示したのが、過去4度出馬している石破元幹事長です。 岸田首相の会見後、訪問先の台湾で次のように話しました。 自民党 石破茂元幹事長(台湾、14日午後3時ごろ) 「わたくしのような者でも一緒にやろうという方々、総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、ぜひとも総裁選挙に出馬したいと思っております」
これまで、総裁選への態度を明確にしてこなかった岸田首相。今回の表明を受け、茂木幹事長や河野デジタル相のほか、高市経済安全保障担当相といった現職の党役員・閣僚の中からも立候補しやすくなったとの見方が出ています。
また、若手・中堅議員の間で“出馬待望論”があがっているのが、小林鷹之前経済安保担当相(49)です。
そして、小泉進次郎元環境相(43)も、最近になって出馬を模索し始めています。 岸田首相の会見後、赤坂にある議員宿舎には、多くの議員が出入りする様子が見られました。 野党からは… 立憲民主党 泉代表 「党が危機になると総理総裁を代えて、心機一転、過去を忘れてもらうと。私はそういう手法に国民がいつまでも引っかかっていてはいけないと考えます」 新たなリーダーを「一兵卒として支える」と話した岸田首相。新総裁に、次のように求めています。 岸田首相 「今度こそオール自民党でドリームチームを作って、信頼回復に向けてしっかりと取り組んでもらいたい」 20日に決まる総裁選の日程。事実上、次の首相を決める選挙の号砲が鳴った形です。