佐藤緋美×久間田琳加×大西利空×淵上泰史、日曜劇場『さよならマエストロ』出演決定
西島秀俊と芦田愛菜が共演するTBS日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』に、佐藤緋美、久間田琳加、大西利空、淵上泰史が出演することが決定した。 【写真】キャスト集合のポスタービジュアル 本作は、TBS金曜ドラマ『凪のお暇』(2019年)、『妻、小学生になる。』(2022年)などを手がけた大島里美脚本のオリジナルストーリー。世界的天才指揮者の夏目俊平とその娘の物語が紡がれていく。タイトルにあるアパッシオナートとは、音楽の発想標語の一つ。「熱情的に」「激しく」を意味する。 主演の西島が演じるのは、20代の頃から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた才能あるマエストロ(指揮者)・夏目俊平。大好きな音楽に対して常にアパッシオナート(情熱的)に向き合い、その情熱はいつも演奏家たちの眠っていた情熱を呼び覚まし、火を灯していた。しかし、音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツ。超マイペースかつ天然な男でもある。5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていたが、日本のとある地方の廃団寸前の市民オーケストラの指揮をするために数十年ぶりに帰国する。そんな俊平の娘・響を演じるのは芦田愛菜。父親とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていた響は、5年前の“ある事件”をきっかけに父と決別していた。ところが父が突然帰国することになり、気まずい同居生活が始まる。 西島と芦田のほか、宮沢氷魚、新木優子、當真あみ、石田ゆり子、津田寛治、満島真之介、玉山鉄二、西田敏行がキャストに名を連ねている。 新キャストの5人が演じるのは、晴見フィルハーモニーに関わる人物たち。 佐藤が演じるのは、クラシックを諦めたチェリスト・羽野蓮。幼い頃からクラシックの才能に恵まれ周囲の期待を背負ってきたが、ある事情から音楽をやめ、今は配送の仕事をしている。寡黙でクールな青年だが、俊平(西島秀俊)と出会い、あることがきっかけで晴見フィルに誘われることになる。 佐藤は日曜劇場『グッドワイフ』(2019年/TBS系)でドラマデビューし、『ラストマン-全盲の捜査官-』(2023年/TBS系)にも出演。本作の出演者として名を連ねる宮沢氷魚とは映画『ムーンライト・シャドウ』(2021年)で兄弟を演じ、同作で第31回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞した。 久保田が演じるのは、プレッシャーに弱いティンパニ奏者の内村菜々。晴見フィルの中でも真面目で人一倍練習熱心。しかし、高校時代のトラウマから自信をもって演奏ができない大学生だ。 大西が演じるのは、俊平の息子・海。フランス生まれの帰国子女で高校2年生で、甘え上手でコミュニケーション能力が高く、5年ぶりに父親と暮らすことを無邪気に喜ぶ。一方で、父と姉・響のギクシャクした関係をさり気なくフォローし、意外と大人な一面もある。 淵上が演じるのは、物語の舞台となる晴見市の市長・白石一生。赤字財政の中、前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物に感じ売却を考えている。音楽はお金にならないものだと断言して俊平と真っ向から対立していく存在だ。 コメント ●佐藤緋美(羽野蓮役) 連続ドラマにレギュラーで出演させていただくのは初めてで、ドキドキの中、なんとか演じてます。 自分自身も音楽活動をしているので、音楽が人の心を動かす、という作品に関われることが光栄です。 とても豊かな気持ちになれる作品になっていると思います。是非家族で観ていただけたらと思います。 ●久間田琳加(内村菜々役) 憧れの日曜劇場で、オーケストラの一員として音楽を奏でられることがとても幸せです。 美しい音楽に気持ちを高揚させられる毎日で、クラシック音楽の魅力に、どんどん惹きつけられています。 私が演じる内村菜々は、あることをきっかけにティンパニを叩くことに自信をなくしてしまった女の子です。 マエストロによって市民オーケストラがどのように変わっていくのかを見守っていただけたらうれしいです! ぜひ日曜の夜に音楽で癒やされてください。 ●大西利空(海役) 夏目海を演じます。 お話をいただいて、日曜劇場に初めてレギュラー出演できること、とてもうれしい気持ちになりました。 そして台本を読み、音楽が主軸となって進んでいく物語に引き込まれ、僕自身すごく楽しい気持ちになりました。 海は父(俊平)と姉(響)のギクシャクした雰囲気を、冗談を交えながら上手く緩和させていきます。とても明るく、どこか賢さもあるような子だと思います。 1月14日から始まるこの作品を見て、一緒に素晴らしい1年にしましょう。 よろしくお願いします! ●淵上泰史(白石一生役) TBS日曜劇場のレギュラーは初めてで、驚きもありましたが、同時にこの作品に携われること、西島秀俊さんや芦田愛菜さんはじめ、たくさんの共演者とご一緒できる喜びもありました。 音楽を通して、家族を取り巻く関係が少しずつ変化していく中で、温かみのある物語に緊張感を奏でるメロディーの1人として対立する存在になっていければ良いなと思っております。 この作品は、家族の絆を擽る素敵な物語です。 『さよならマエストロ』ぜひ、ご覧ください。 ●東仲恵吾(企画プロデュース) 今回もオケ団員、家族などで個性的なメンバーの出演が決まりました。 佐藤さんは、ものすごく自然なお芝居と色気溢れる目が素敵な人で、今回の役ではその魅力を発揮しつつ、かわいらしさという新境地にも挑んでくれています。 久間田さんは、等身大の女性が悩む葛藤を繊細に演じてくれています。それと同時に、でかいティンパニを叩く姿も必見です。 大西くんは、主人公と響の間に挟まれながら、前向きに生きている役です。大西くんだからこそ出せるポジティブさと、時としてハッとするようなセリフに期待です。 淵上さんは、オケに対して誰よりも現実を理解している人です。それは主人公やオケ団員たちにとってはものすごく辛い現実です。それを、非情なまでに突きつけてくる芝居を楽しみにしております。
リアルサウンド編集部