最高齢93歳、軽快ヒップホップ シニア3チームがコラボ 即興ダンスで会場盛り上げ 沖縄・嘉手納で大会
【嘉手納】ダンス大会「TEECH(ティーチ)」(主催・嘉手納シニアヒップホップクルー)が9月23日、嘉手納町総合福祉センターで開かれ、県内で活動する60歳以上のシニアやキッズヒップホップチームなどが出場した。最高齢は93歳。軽快な動きでダンスバトルを繰り広げた。(中部報道部・砂川孫優) ゴルフ歴48年の83歳 なんと4000プレー達成 練習場作り毎日300球 エージシュートは184回 大会に出場したのは、県内シニアヒップホップの火付け役として知られる「嘉手納シニアヒップホップクルー」、那覇市牧志駅前ほしぞら公民館のダンス講座を受講したメンバーで構成する「Nahappy crew(ナハッピークルー)」、浦添市在住者でつくる「TEAM URASOE(チーム浦添)」。チーム混合のコラボダンスも披露した。 シニアヒップホップチームが一堂に会する大会は数が少なく、コラボダンスを披露する機会もあまりないという。会場にはシニアダンスを一目見ようと大勢のファンが駆け付け、満席となった。 嘉手納シニアはオープニングでチームカラーの水色のTシャツやバンダナを着用してリズミカルなダンスを披露。チーム最高齢の又吉秀子さん(93)も軽快なステップワークで観客を魅了した。 音楽に合わせて即興で踊るフリースタイルには各チームの実力者が出場。那覇や浦添のメンバーも嘉手納に負けじとキレのあるダンスで会場を盛り上げた。 会場運営は大会に出場したキッズチームのメンバーが担い、祖母の年齢に当たるメンバーをエスコートした。 嘉手納シニアの嶺井末子さん(71)は「他チームとの交流は大きな刺激になる。シニアヒップホップの先駆者として、負けずに練習を頑張りたい」と目を輝かせた。 ナハッピーの岸本憲雄さん(69)は「嘉手納チームのパワフルな動きには圧倒されてばかり。この機会に元気の秘訣(ひけつ)を知りたい」と意欲を示した。 チーム浦添の平安名晃広さん(64)は「楽しみながら踊ることが生きがいにつながっている。メンバーを増やして嘉手納、那覇ともう一度同じステージに立ちたい」と意気込んだ。